12月19日、さいたまスタジアム2002に天皇杯準々決勝を観にいく。ほぼ真っ赤に染まったスタンド。「We are Reds」の野太い声援は今や確かな感触をもって真に彼らのプライドとなった。11月3日のヤマザキナビスコカップの決勝戦も国立霞ヶ丘競技場に足を運んだが、今やプロ野球の読売ジャイアンツを軽く凌駕する真性のスポーツ文化に成長したといえる。これだけ熱い声援の渦にあれば、自然と試合も白熱する。更に熱はたかまり見ている側も一つのプレーに溜息をついたり、鳥肌をたてたりする。卵が先か鶏が先か、ではない。観衆が愛情を持てばチームやクラブは自ずと盛りあがるものなのである。人気急落を叫ばれるプロ野球は見習ってもらいたいものだ。
さて、アマチュア時代から気にかけてきたザスパ草津はいよいよJリーグに加盟を決めた今季の天皇杯でJ1クラブのセレッソ大阪とJ横浜Fマリノスを相次いで破ってみせた。特にリーグ年間王者のマリノスを延長戦の末Vゴールで降した一戦は胸がすくようなジャイアントキリングだった。
草津町の人口は僅か7800人。この小さな町にプロクラブは誕生した。一方、プロ野球に50年ぶりの新チームとして生まれた東北楽天イーグルスのホームグラウンドはその名の通り東北一円と聞いている。しかし、来季の公式戦日程をみると、中心となる宮城県以外で行う東北地方の主催試合は山形2試合、盛岡1試合の僅か3試合のみだ。いくら球場整備などのインフラが整っていない、といってもファンを拡大する大切な初年度にその心意気を見せなければ東北地方全域にチームを密着させることは困難ではないのか。もっとも、こんな話はJ1クラブをヴィッセル神戸を所有する三木谷氏には釈迦に説法ではあるが・・・。
さて、アマチュア時代から気にかけてきたザスパ草津はいよいよJリーグに加盟を決めた今季の天皇杯でJ1クラブのセレッソ大阪とJ横浜Fマリノスを相次いで破ってみせた。特にリーグ年間王者のマリノスを延長戦の末Vゴールで降した一戦は胸がすくようなジャイアントキリングだった。
草津町の人口は僅か7800人。この小さな町にプロクラブは誕生した。一方、プロ野球に50年ぶりの新チームとして生まれた東北楽天イーグルスのホームグラウンドはその名の通り東北一円と聞いている。しかし、来季の公式戦日程をみると、中心となる宮城県以外で行う東北地方の主催試合は山形2試合、盛岡1試合の僅か3試合のみだ。いくら球場整備などのインフラが整っていない、といってもファンを拡大する大切な初年度にその心意気を見せなければ東北地方全域にチームを密着させることは困難ではないのか。もっとも、こんな話はJ1クラブをヴィッセル神戸を所有する三木谷氏には釈迦に説法ではあるが・・・。
さて、11月3日の同じ時間、根っからのひねくれ者は、秩父宮でラグビーを眺めていました。明治対慶応。はっきり地味な試合。洗練とは無縁の応援。かろうじて品を保つ野次がスタジアムに響いていました。そんなに遠くない出来事がずいぶんと昔のように感じます。