
〆は名古屋できしめんと決めていた。
だから、多治見で中華そばを我慢して、ボクは名駅のホームで「住よし」に駆け込んだ。
名駅のホーム毎にある「住吉」。人気は新幹線ホームだそうである。どうやら「アメトーク」でどっかの芸人がそう言ったらしく、以来新幹線ホームの店舗に人気があるようだ。
だが、ホームの店舗によって果たして味が変わるのだろうか。
嘘か真か、ネット上では3・4番線ホーム上の店がうまいという評判がある。
だが、果たして味に違いがあるのだろうか。
例えば、「食べログ」の評価で見てみると、最も得点が高いのは、3.56の1,2番線ホーム店である。新幹線ホームは上下線ホームとも3.51(ともに2016年1月11日現在)で、新幹線ホームの評価はトップではない。もちろん、「食べログ」の評価は味だけではないから、これだけで評価することはできない。新幹線ホームの店舗は酒を扱っていないので、評価を下げている可能性はある。
けれども、今回で3つのホームを食べた感想として、味の違いなどボクは分からないし、多分常人にはほとんど分からないと思う。
ただ、ボクの場合、空いている店舗の方が好きだ。その点、5,6番線が狙い目である。空いている店舗は気分がいい。リラックスできるからおいしく感じるってことはあるかもしれない。
かつて、この欄で「住よし」VS「かきつばた」というものを書いた。両者とも個性があって、確かに違いがあるのだが、この「住よし」は恐らく同じ素材を使って同じ出汁を用いて同じ什器で仕事をしているはずだ。そこに違いが生じるとしたら、出汁の濃淡と具材のボリューム、或いは麺の湯掻き方ぐらいだろうか。
ともあれ、ボクは「住よし」が大好きだ。鰹節からとった出汁は酒を飲んだ後にはさっぱりしていておいしい。平打ちの麺も喉越しがいい。
しかも「住よし」は酒飲み用に安いつまみも出してくれる。
立ち飲み不毛の名古屋では貴重な存在である。
今回は5.6番線の店に寄った。午後4時の店舗で酎ハイを飲むのはボクだけだった。その解放感といったら。
立ち飲みのコンプリートを狙っているボクとしては、やっぱり全ホームの「住よし」訪問を狙っている。だが、繰り返しになるが、新幹線ホームの店舗には酒がない。したがって、ここは立ち飲みとはいえない。
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