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居酒屋さすらい 1865 - 旨いのは唐揚げだけじゃなかった - 「万平」(大田区蒲田)

2022-01-05 21:59:46 | 居酒屋さすらい ◆東京都内

Sび広報社のY編集長から、「忘年会しましょうよ」と声がかかった。

断れないし、これもちょっとしたたかりの様なね。

「あと、Hさんにも声かけときます」。

「あれ、御社のSき原さんは?」と尋ねると、「記者だけですよ」という。いや、Yちゃん、取締役じゃない?

う〜ん、どうも社長とうまくいってないんだな。どこの会社も同じか。

蒲田で飲みましょうとのYちゃんのアイデアだが、もう少し都心に来てもらいたかった。品川くらいなら、Hさんも楽なのに。まぁ仕方ない。 

そこで自分が予約を取ることになった。蒲田なら、「とりまん」か「万平」か。数年前、 Kペ販売さんを囲んで記者仲間と「とりまん」で忘年会したっけ。なら、今回は「万平」だな。

さすらひ的にも面白い。「とん平」から「万平」という不思議な韻。

「万平」を訪問するのは7年ぶり。あの時はMJと一緒だった。誉れ高い、「万平」の唐揚げはとにかく絶品だった。

自分の中で唐揚げがうまい店は2つある。松山の「みゅんへん」と「万平」。唐揚げ作りのアプローチが違うから、どちらを比べることはできない。両店ともさすらひ史において唐揚げのナンバーワンだ。さぁ今夜も唐揚げを食べまくるぞ。

18時半の集合で一番先に着いたのが自分。2階のお座敷に通され、まずは瓶ビール、キリンラガー(600円)から。お通しは3種類から選べて、自分は筍煮を選んだ。

程なくしてY編集長が到着。瓶ビールおかわりと「ポテトサラダ」(500円)をオーダーして宴がスタートした。

のっけからYちゃんの愚痴が始まった。どうにも新社長の方針が気に入らないらしい。Yちゃん、また転職を考えているという。思い起こせば半年前、自分も会社を辞めるタイミングで、蒲田で共に飲んだ。緊急事態宣言が発出される中、強硬に酒の提供をしている店で。あれからもう半年か。Yちゃんの不満はその後解消され、会社に残留するとなったが、またもやFA宣言の気持ちが沸々と湧いてきたらしい。

更に遡ること4年前、中華街の「華正楼」(「中華さすらひ」未掲載)で行われたとある会合。その近況報告の席でYちゃんは高らかに言った。

「ようやく社長に就任できそうです」。

キッパリと言い切った彼の様子を見て、I村会長が腹を括って彼に告げたのだなと思った。そうか、彼が社長か。もし、自分がこの会社に居続けたら、会長は自分を社長に指名しただろうかとちょっと馬鹿なことを思ったりした。Y編集長は自分の後輩なのだ。ちょっと嫉妬する気持ちが当時あったことは否めない。

「楽しく仕事をしたいのなら会社出た方がいいんじゃない?」

自分はYちゃんにそう返すのが精一杯だった。

Hさんがなかなか来ないから、第一弾の「鶏の唐揚げ」(1個200円)をオーダーした。揚がるのに多少の時間を要すると睨み。とりあえず3枚で。そこにタイミングよくHさんが登場、フルメンバーと相なった。

瓶ビールを空けて、「酎ハイ」(450円)に。思ったよりも濃い。これはちょっと危険だなと少し思い始めた。

一方、「鶏の唐揚げ」は柔らかくてジューシーでボリュームあって非の打ち所がない。これが1個200円なのだからグレート!例えば、自分の大好きな赤羽「まるます家」の「若鶏の唐揚げ」は500円でほんのちょっぴり。もちろんお店には得手不得手があるから全てが完璧ではない。でも唐揚げ大好きっ子からすれば唐揚げはボリュームがあって旨いに越したことはない。

Hさんが来たところでオーダーは加速する。焼き鳥タイムが訪れたのだ。

「つくね」(130円)、「カシラ」、「レバ」(各120円)をタレで。

最近の自分は串焼きが当たっている。12月に入って、「ばん」、「新潟屋」、「とん平」はいまいちだったが果たして。いや、それがもう、この串焼きも本当においしくて。自分の中では「唐揚げ」だけでも満足なのにこのうまい串焼きがまた堪らなくて。

しかし、この後、予想通りというか、「ホッピー」白(600円)をオーダーしてからの記憶がぷっつりとなくなる。

「鶏の唐揚げ」は2回おかわりしただろうか。Hさんが「うまい、うまい」を連発して。

しかし、支払いをしたのも、駅でYちゃんと別れたのも記憶にない。恐らく、Hさんとは秋葉原まで一緒だったはずだが、それもブラックアウト。微かに覚えているのはちょっと寝てしまい、起きたらもう寝過ごしていたこと。ただ、大宮までは行ってなかったはず。

楽しいとついつい飲み過ぎて人事不省に陥ってしまうんだ。

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