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カレーさすらひ 022 - 白カレーに合理的理由が見いだせない - 「吉野家 秋葉原店」(千代田区神田練塀町)の「白カレー」

2018-01-15 22:02:37 | カレーさすらい

「白か黒か」。

漫画「ビリーバット」ではない。

1月11日、「吉野家」で「白カレー」が発売された。これで、「吉野家」は黒と白のカレーをラインナップした。

 

しかし、「白カレー」って。

発売日の初日。早速「吉野家」に走った。

店員さんに「白カレー」を注文すると、ボクの両隣の客は、微かに反応した。とりわけ、左隣の男は、ボクの注文に興味を持ったようだ。

そして、出てきたのがこれ。

黒いボウルに白いごはんと白カレーが映える映える。

まるでシチュー。

肉も野菜も何もないカレーソース。かなりのとろみがあるが、もしかするとこのホワイティは小麦粉か。若干、スパイスの味がする。そのピリリ感は黒胡椒。香りづけはクミンだろう。何種類かのスパイスを使っているのは分かるが、それも僅かに。だから、カレーの醍醐味が薄い。やっぱり、カレーはターメリックに、タマリンド、トマトは必須。それがあの豊かな色を精製してくれる。

 

だから、この「白カレー」、酸味もなければ、辛さも足りない。去勢されたカレーって感じ。

 

大きな期待をもって、臨んだ「白カレー」は、脆くも崩れた。まだまだ、単なる話題作りのような気がする。だって、白いカレーに、合理的な必然性が見いだせないんだもん。


 

品名:「白カレー」

値段:350円(税込)

米 :ジャポニカ米

ごはん大盛:450円

辛さの調整:なし

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