
「白か黒か」。
漫画「ビリーバット」ではない。
1月11日、「吉野家」で「白カレー」が発売された。これで、「吉野家」は黒と白のカレーをラインナップした。
しかし、「白カレー」って。
発売日の初日。早速「吉野家」に走った。
店員さんに「白カレー」を注文すると、ボクの両隣の客は、微かに反応した。とりわけ、左隣の男は、ボクの注文に興味を持ったようだ。
そして、出てきたのがこれ。
黒いボウルに白いごはんと白カレーが映える映える。
まるでシチュー。
肉も野菜も何もないカレーソース。かなりのとろみがあるが、もしかするとこのホワイティは小麦粉か。若干、スパイスの味がする。そのピリリ感は黒胡椒。香りづけはクミンだろう。何種類かのスパイスを使っているのは分かるが、それも僅かに。だから、カレーの醍醐味が薄い。やっぱり、カレーはターメリックに、タマリンド、トマトは必須。それがあの豊かな色を精製してくれる。
だから、この「白カレー」、酸味もなければ、辛さも足りない。去勢されたカレーって感じ。
大きな期待をもって、臨んだ「白カレー」は、脆くも崩れた。まだまだ、単なる話題作りのような気がする。だって、白いカレーに、合理的な必然性が見いだせないんだもん。
品名:「白カレー」
値段:350円(税込)
米 :ジャポニカ米
ごはん大盛:450円
辛さの調整:なし
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