だが、ブレンドコーヒーは、気負わずに飲めた。その芳香といったら、もう。 おいしい。 それ以上に形容する言葉は必要ない。 鼻で感じる香りと、舌で味わう香りの二重奏。 . . . 本文を読む
会社の面子が揃い、いよいよ乾杯の段になった。 お店のおばあちゃんが飲み物を運んできてくれる。 おばあちゃん、飲み物を置いていく度に、ボクに話しかけてくる。 御年91歳になるというおばあちゃん。会の乾杯が行われようとしているのに、その瞬間までたっぷり10分間も「秋しの」の歴史を語ってくれた。 . . . 本文を読む
3月18日(金)おくら・しいたけ・豆腐
おはようございます。
ジャーナリストの安田純平氏がシリアの武装勢力に拘束されていることが明るみに出ました。昨年6月の行方不明以来、まことしやかに流れていた噂が不幸なことに的中する形となりました。
「同じ世代のジャーナリストで彼ほど優秀なジャーナリストはいない」(綿井健陽氏=東京新聞より)という安田氏。彼らがいなければ、そこでどんなことが今起きている . . . 本文を読む
ほのかに立ち上る野沢菜の薫り。素朴ないい薫りだ。 一口ほおばる。 長野の厳しくもあり、優しい土壌の味がする。 そしてビール。 いい水と気候で作られたことは容易に想像がつく。 高地の峻烈な環境で作られたからこその激しさとまろみを合わせ持つ。 . . . 本文を読む
あのころ、600円の飲み物など買える余裕すらなかった。 猪口を傾け、くいっといってみる。 昔飲んだゼリーのような濃厚なトロトロ感が舌を滑って、喉を潜り抜けていく。 うまい。断然にうまい。 . . . 本文を読む
体調が回復しつつある中、わたしは現実に呼び戻されたのだった。 海外旅行保険に入っているが、入院費用は持ち出しになるのではないだろうか。後日、わたしがそのコストを請求して、保険金を受け取るのだろう。この入院費用は果たしていくらくらいだろうか。 インドの物価から考えて、たいした費用ではないかもしれない。だが、それも日本の皆保険制度を基準にしたわたしの感覚にすぎない。 個室のだだ広い清潔な部屋で過ごしたわたしの入院費用は、けっこうな金額になるかもしれない。 わたしの所持金はあと20万円。1円でも惜しいのに入院費用を立て替えるとしたら、かなり痛い。 そんなことを考えると、わたしは急に不安になってきた。 . . . 本文を読む
3月13日(日) ベースキャンプの「ベースキャンプブレンド」/明治堂の「フォカッチャ」他
おはようございます。
進路指導が原因で自死を選んだ中学生。学校側は生徒が万引きについて否定をせず、「親には言わないで」という言質から、万引き情報については疑問を呈さなかったといいます。
何故、生徒は否定しなかったか。大人の常識と子どもの常識は違います。或いは、支配する者と支配される者と言っ . . . 本文を読む
ボクが普段使いするのは昭和通り沿いのやや北に行った店舗である。ここは比較的新しく、かなりこぎれいだ。 食券をカウンターに出すが、半券を受け取らないと、出てきた注文を他人のものと間違う可能性があり、注意が必要だ。 御徒町の駅前、吉池の隣にある店もよく使う。店長さんが元気な方で、大きな声でお客に声をかける。こちらは半券に記された番号を呼んで、蕎麦の出来上がりを教えてくれる。だから、間違いも少ない。 ただ、若干お店が古く、一度テーブルにゾウリムシがいたので不快な思いをした。 この2店舗を比べると、確かに汁の味が違うような気がするのは気のせいだろうか。 アキバ寄りの店の方が若干辛い。一瞬、蕎麦猪口の違いで気分的なものか心が迷ったが、何回比べても、同じ印象を受ける。 . . . 本文を読む
ボクは魚の中では鰺が一番だと思って居いる。刺身よし、焼いてよし。何やっても万能なのだ。江戸前の真鰺は釣ってすぐに酢でしめたのだろうか。
次に好きなのがマグロである。鮨はえんがわで始まり、マグロで終わる。それくらいのマグロ好きだ。
青物の鰺とマグロの赤身。まさに青赤。ガスサポのための酒肴。 . . . 本文を読む
3月11日(金)ズッキーニ・パクチー・豆腐
おはようございます。
月並みな言い方ですが、もうあれから5年も経ちました。
震災1か月後、震災から2年後、現地での取材を行いましたが、最近はあまり考えなくなりつつあります。
ボクの心の中の被災地の姿はどんどん薄れていってます。
今日は、誰もが抱えているそれぞれのあの日を想う日です。
ズッキーニは焼きました。
パクチーは大 . . . 本文を読む