雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

f 5400mm 月面 動画撮影 (月齢10.7)

2020年10月11日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
もう新月期(昨日が下弦の月)なので晴れて欲しいんですけど・・ 。

モチベーション下がりっぱなしなのですが、今回は唯一残っていた画像ストック
先月28日夜に最接近まで一週間に迫った火星が上るまでの時間つぶしに撮った
月齢11の月の欠け際の動画処理。

今回は木星・土星を撮った後で、次に火星の撮影が控えていたたため
いつもの canon EF2.0xではなく、
惑星撮影用の3xフォーカルエクステンダー(VC200L鏡筒で合成焦点距離5400mm)、
月面動画撮影ではこれまで最長の焦点距離になります。
同じCMOSカメラなら拡大率が上がり、
シィーングが良ければより高解像の描写が期待できます。

モザイク結合する予定で最初に撮ったガッサンディクレーター付近です。
動画撮影データ
2020/ 9/28 22:18 Vixen VC200L+Explore Scientiific 3xフォーカルエクステンダー(合成f=5400㎜)ASI 224MC タカハシEM200Temma2M
[録画]Firecapture 60秒 Gain275 シャッター速度25mS
[スタック処理]AutoStakkert(206フレーム/2064フレーム) 
[Wavelet処理]RegiStax6
この夜は大気のゆらぎは少なめだったのですが、クレーターの縁の外側に疑似輪郭が出てしまいました。

合成焦点距離が今回の約半分だった昨年12月9日の動画処理画像と比較。(月齢13)
2019/12/ 9 Vixen VC200L+canon EF 1.4x(合成f=2520㎜)ASI 224MC

もう一枚、アリスタルコスクレーター付近も。
2020/ 9/28 23:19 Vixen VC200L+Explore Scientiific 3xフォーカルエクステンダー(合成f=5400㎜)ASI 224MC

同じく昨年12月9日の動画処理画像 ↓
2019/12/ 9 Vixen VC200L+canon EF 1.4x(合成f=2520㎜)ASI 224MC

当然シィーングの良し悪しによりますが、長焦点が高解像でに有利な事は明らかです。

但し、モザイク結合で画像サイズが大きくなった場合の見せ方はやっかいです。
今回 動画処理した画像をモザイク結合したのですが、
ブログ掲載の制約から元画像を50%サイズに縮小せざるを得ませんでした。

虹の入江 付近(60秒動画8枚モザイク)
( 画像クリックで元画像の50%で拡大表示 )
2020/ 9/28 22:42~23:14

湿りの海 周辺(動画9枚モザイク)
2020/ 9/28 22:18~22:38

[モザイク結合]MicroSoft Image Composite Editor

サイズの縮小により解像度が失われています。

ブログ掲載だけでなく、プリントして展示する場合も
用紙サイズで同じことが発生します。
これは天体写真の中でも、明るくて近い月だけの問題ですかね?

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秋晴れは無いのですが、猛暑の夏は遠くなりました。
おまけに6日に最接近の火星も挨拶もなく遠ざかっていきます。
最接近の一週間前だったけど一夜だけでも撮れて良かった。

猛暑のせいか、今年は彼岸花の咲くのが遅かった(先月26日に撮影)

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