雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

「一期一会」の気持ちで、さんかく座 M33銀河

2020年10月26日 | 天体写真(系外銀河)
前回記事の編集後記にも書いたのですが、
70代に入ったことから「天体写真」撮影に対する考え方を少し変えてみました。

これまでは 滅多に星が見れない越後の空だけに、
たまに晴れたときには 一晩にできるだけ多くの対象を撮って
ブログ記事用の画像をストックする というものでした。
多いときには一晩に4から5タイトル、当然一つの撮影対象にかける露光時間は限られる訳で、
メジャーな対象を中心に毎年同じように繰り返し撮ってきました。

70代に入って、「庭撮り」とは言え この先あと何夜徹夜で撮影ができるのか?
(「防犯灯隠し箱」をかぶせるために いつまで電柱に上れるのか?)
を考えた時
どうせ撮るなら この対象は「今回が最後」くらいの気持ちで撮影すべきではないかと。

そんな「一期一会」の気持ちで、
可能な限り一タイトルの露光時間を増やして撮った さんかく座 M33銀河 です。

M33 銀河  (さんかく座)  
M33(NGC 598):距離 300万光年 視等級 5.7等級  視直径 73’×45’ 渦巻銀河 
( 画像クリックで 元画像の30%サイズで表示します )
( ほぼノートリミング 上方向が 北 になります )
撮影DATA : 2020/10/ 20 23:06’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成f=1,386mm)
露出 10分 × 16枚 + 分 × 枚 ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット2
ガイドが暴れた画像があったため10分露光は合計21枚、3時ころまで約4時間かけて撮影

トリミングで銀河部分をクローズアップした画像です。 ↓

この夜は早い時間はモヤがあったものの、日が替わった頃から次第に透明度が良くなりました。

0時を過ぎた頃の おりおんショット(撮影中の空)です。 ↓
( 画像クリックで星座名を表示します )
固定撮影30秒×6枚コンポジット処理
ちょうどM33の撮影開始したころに火星が南中していました。
最接近から2週間を過ぎた火星も気になったのですが、二兎を追う事はやめました。

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「一期一会」撮影の総露光時間の目安は3時間にしているのですが、
その結果 一晩に撮れる対象は2タイトルくらいになります。
また南天低い対象では3時間の露光は無理でしょう。
そんな場合は 何夜かに分けて撮影する事になるのですが、
越後の空はそんなに甘くない・・

いま我が家の庭で咲いているのは 夏の暑さを生き延びたリンドウ です

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コメント (2)
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