雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

もう「竜頭蛇尾」とは 呼ばない網状星雲(東側)

2020年10月20日 | 天体写真(星雲・星団)
10月の新月期も撮れずに終わると思っていたのですが・・

新月を1日過ぎた18日夜のSCW雲予報はスリリングなものでした。
夕方は雲なしなのですが 23時ころには西から槍のような雲が ↓
この後は全天雲に覆われるというパターンなのですが、
流れてくる雲の南北ズレにより、撮れる時間か大きく変化します。

それならばできるだけ早く撮影を開始すれば1タイトルは撮れるだろうと、
早い時間に設営を終えて、
電柱にも明るいうちに上って「防犯灯隠し箱」をかぶせておきました。


その結果、夕飯前の18時44分には撮影開始。
そんな早い時間で空は大丈夫か?なのですが、この夜の薄明の終わりは18時34分。
ただ灯火の影響はひどいはずなので、1タイトルを時間の限り撮る作戦で。

結局 予報より早い22時を過ぎたころにガイド星が突然消えて撤収しました。

この夜の唯一の成果です。
NGC 6992 網状星雲 東側  (はくちょう座)  
NGC6992:距離 1600光年 視等級 8等級  視直径 60’ 散光星雲(超新星残骸) 
( 画像クリックで 元画像の30%サイズで表示します )
( ほぼノートリミング 上方向が 北 になります )
撮影DATA : 2020/10/ 18 18:44’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成f=1,386mm)
露出 10分 × 17枚 + 分 × 枚 ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット2
網状星雲の東側を単独で撮ったのは3年ぶりでした

網状星雲・西側(NGC6960) には「魔女のほうき星雲」というニックネームがあるそうですが、
この東側についてはあまり聞かないので 以前『竜頭蛇尾星雲』と呼んだ事があります。
ただ今回は露光時間を稼いだせいでこれまで以上に細部が写りました。
その結果”蛇尾(ダビ)”というより、”蝦(エビ)の尾”のイメージに見えてきました。

竜の頭 部分
( 画像クリックで元画像の50%サイズで表示します )

私には 蝦(エビ)の尻尾 に見える部分

早い時間なので、団地内につき灯火対策は必須です。
 A・・今年引っ越してこられたお向かいさん用遮蔽パネル B・・お隣さんの玄関灯用  C・・近くの公園の防犯灯用

20時半頃の おりおんショット(ただいま撮影中の空)です。
( 画像クリックで星座名を表示します )
(注)肉眼でこう見えるわけではありません。( 固定撮影 60秒露光×6枚コンポジット処理 )

一日おいた今夜(20日)は一晩中晴れる予報が出ています。

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もう火星は離れつつあります。
この夜も予報が外れれば火星も・・と思っていたのですが、
撮影機材を取り換える時間ロス。
導入・ピント合わせの時間ロス。
あげくにシィーング不良だったらと考えると・・
滅多に晴れない越後の空だけにリスクは避けたいのが本音。

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コメント (2)
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