雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

Gain150で撮った「カシオペア座 IC59・IC63」

2023年11月15日 | 天体写真(星雲・星団)
3日夜の3タイトル目は、カシオペア座の”W”の形の中心にある星γCas(ツィー)付近の淡い散光星雲 IC59・IC63です。
2等星のγCasとまばゆいその光に照らされて淡く浮かび上がる星雲の対比がおもしろくて
過去にもデジ一眼で何回も撮っている星雲です。
今回初めてCMOSカメラのASI533MCで、星の色も飽和しないよう
ユニティーゲインに近いGain150で撮影してみました。


  IC59 & IC63  (カシオペア座) 
( 元画像の 60%に縮小 ほぼノートリミング )
γ星の上方が IC59、左上がIC63になります (  上 が 北 になっています )
撮影DATA : 2023/ 11/ 3 22:17’~ Vixen R200SS(コレクターPH) (合成fl=760㎜)
露出 360秒 × 24枚 (Gain150) ASI533MC Pro(冷却-10℃) タカハシ EM-200 Temma2M  
ステラショット2(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)
ダーク・フラット処理はまじめに行っています

3年前にフルサイズデジ一眼で撮った画像です。 ↓
( 元画像の 35%に縮小 上下をトリミングしています )
こちらは長焦点のVC200L反射鏡筒+レデューサーで撮影しているため、フルサイズカメラの割には写野が比較的近くなっています

CMOSカメラでGain控えめの効果があったのかどうか、同じ範囲を切り出して比較してみました。 ↓
EOS 6Dの方は533MCの5割ほど総露光時間が長いため、背景にある赤い星雲まで浮かび上がっています。
反面533MCの方は星の色が飽和しないよう画像処理も控えめにしたため、星雲自体の明るさも暗めになりました。
まばゆい2等星は別として、今回の狙いであった533MCの画像で星の色は出せたのでしょうか?
EOS 6Dも5分・2分の短時間露光も加えているため 星の色がそれなりに出ています。(皆さんの判定は?)

撮影時の空の状態がわかる「只今撮影中ショット」です。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2023年11月 3日 22時44分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×7枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

すでに月齢20の下弦前の明るい月が上って空が明るくなっていました。(今回の撮影終了時の月の高度は約40度)


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この11月前半はスケジュールが立て込んでいて
上越清里 星のふるさと館」の星の文化祭にも行けませんでした。
上越市の「健康診断受診」と「コロナワクチン接種」、
親戚の一周忌に告別式、東京からは孫たち家族が。
締めくくりとして昨日から会社入社時(昭和43年)の同期会で妙高赤倉温泉へ。
同期会で出かけていた今朝(15日)の妙高赤倉です。(妙高山は長野ではなく、新潟県の山です・・ 念のため)


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