雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

ステラショット3で『オフセット』にけりを付けるぞ。(その3)

2024年01月25日 | 画像処理のはなし
(その3)と言いながら記事タイトルの字句が少し変わっていますが、前回記事 からの続きです。

今回のオフセットに関する検証の2つの目的のうち、
2つ目の設定が不可だったステラショット2でのオフセット値を推察する
については
前回の記事の検証で、オフセット設定値=””だったことが
”推察”ではなく確定”できました。
しかも これはステラショットでは、オフセット設定の[デフォルトに戻す]にて設定が可能です。

今回は 残されたもう一つの検証目的の
ステラショットASI533MCの適切なオフセット値を求める
について、前回記事に引き続き検証します。

前回のヒストグラムによる検証では、オフセット値533MCカメラのデフォルト値である””、
Gainはユニティーゲインである”100”で検証したのですが、
Gain を変えるとヒストグラムも変化します。
オフセットは””のままで、Gainだけを変えたヒストグラムです。↓
Gainは,上から ”” ”100” ”150” ”200” ”300
私が今回 参考にした記事 では、
Gainを上げることにより、ヒストグラムのピークの幅が広がり
その裾野が”0”にかかるなら、オフセットを更に大きくする必要がある
と記載されていたのですが、わたしの上の検証グラフを見ると
なぜか Gain150”くらいからピークが下がって”0”に近づいます。
なぜこうなるのかは、私にはわかりません。(わかる方がいたら教えて)
(1/26 13:40)
次回の記事作成のため、検証データを最小値・最大値で比較したところ
この原因がわかりました。詳細は 次回の記事 を参照願います。

ちょっと深入りし過ぎたか と思いつつ、「毒を食らわば、皿まで・・」の心境で
たとえば、オフセット値を””に上げたらどうなるか ↓
上から、Gain ”150” ”200” ”300
(1/26)  表示を最小値・レンジから、最小値・最大値に変更しました

ご覧の通り、オフセット値”に上げたら、Gain200まではこれでいけそうですが、
Gain300”になると微妙で、更にオフセットを大きくしたくなります。
ヒストグラムはもう見飽きたかと思いますのでお見せしませんが
オフセット10(Gain は300)ではピークのレベル値が約200の位置まで上昇しました。

533MCカメラをユニティーゲインの”100”でしか使わないのなら
オフセットはデフォルトの””だけでよいのですが、
わたしのように、露光時間短縮のためにGain150”、
更には長焦点のVC200L鏡筒で暗い系外銀河を撮るときはGain300”を使いたい
となると
オールマイティに見える高めのオフセット値の”20”に設定すべきなのでしょうか?


次回は ステラショット2で これまでに撮影した天体画像を使って、
オフセット値Gainが変わるたびに変更しなければならないものなのか、
検証してみます。
あわせて 持論の『天体写真ではオフセットはあまり気にしなくてよい?
についても決着(ケリ)を付ける予定です。(たぶん)


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新年早々に大きな地震に見舞われたのですが、
雪の方はずっと少な目でした。
一昨日あたりからこの冬一番の寒波襲来で心配したのですが、
思ったほど積もらなくてホッとしています。
雪が積もる前に久しぶりにウォーキング、春日神社の石灯篭が地震で倒れたままでした

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