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雲の上には宇宙(そら)
雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!
彗星撮るのは久しぶり(その2)、早朝の 62P紫金山彗星
2023年12月12日
|
天体写真(月・惑星・彗星)
明日から展示開始の
上越天体写真友の会
主催の『
第2回天体写真展
』。
会員目標の一人3点の作品の画像処理が終わったのが本日昼過ぎ。
プリンタ用紙がギリギリの枚数しかなく、
おまけにプリンタ立ち上げたら”マゼンタ”のインクタンクが”空”との警告メッセージ。
ヨドバシに注文しても間に合わない
!!
ダメ元でコジマ電気に行ったら、消費期限切れのものがポツンと1個だけ。(ラッキー!!)
というわけで、午後3時過ぎにはプリント完了することができました。(めでたし・めでたし)
一息ついたら前回ブログ記事のことを思い出しました。
夕方、朝方の2彗星と うたいながら片方だけで終わっていたやつです。
今回は日が替わった早朝の
62P 紫金山
彗星の画像になります。
前回の
12P
は夕方すでに西に低く 撮影中に隣家に隠れてしまったのですが、
こちらは日が替わった早朝5時前に春の星座しし座で南中するという好条件。
62P 紫金山 彗星
(しし座 通過中)
( 元画像の 50%に縮小
彗星核基準
で重ね合わせ )
( 上 が 北 になっています )
撮影DATA
: 2023/ 12/ 9 05:02’~ Vixen
R200SS(コレクターPH)
(合成fl=760㎜)
露出 100秒 × 18枚 (
Gain300
) LPS-D1フィルター
ASI533MC Pro(冷却-10℃)
タカハシ EM-200 Temma2M
ステラショット2
(導入・撮影・オートガイド)
ステライメージ9
(画像処理)
尾ははっきりしないのですが、彗星の移動方向がわかるよう彗星核位置基準の方を先にしました
恒星位置を基準
にするとこうなります。 ↓
遠ざかっていく彗星ですが、左(西)から右(東)に移動しています
しし座といえば系外銀河が多くみられる春の星座ですが、彗星の近くには明るい銀河はなかったものの、
彗星の南方向に距離は数億光年かと思われる かすかな銀河の群れが写っていました。 ↓
彗星撮影時の空の状態がわかる「只今撮影中ショット」です。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さな
□
が今回の撮影範囲です )
2023年12月9日 5時09分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600
ソフトフィルター使用
kiss DX(SEO-SP2)
三脚固定撮影
この朝の薄明開始は5時15分、開始後も15分くらいは 粘れます。
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ブログと違って展示会はプリントが必要なので、敷居が高いです。
今回も購入分を含めてインクタンクを3個交換しました。
使っているプリンタは10年以上経っているため、
用紙はまだしも、古いタイプのインクは近くの電機店においてなくて
通販でないと入手できません。
今回はラッキーでしたが、インクのストックを持っていないとヤバイ場合が。
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彗星撮るのは久しぶり、朝12Pと夕62Pで2彗星
2023年12月10日
|
天体写真(月・惑星・彗星)
まだ4日夜に撮影した分の掲載が残っているのですが、
一昨日8日夜は月明りの影響もなく一晩中撮影することができました。
透明度は今一だったのですが、今年最後になるかもしれない星空のプレゼントに
狙うは開催期日がまじかとなった天体写真展用の『
オリオン大星雲
』。
こちらの方は別途結果報告するとして、今回は事前の撮影プランで急遽組み込んだ
夕方と朝方の2つの彗星の写真を優先すべきとの判断で順不同で掲載することに。
まずは夕方、西に傾いた こと座を通過中のこの彗星。
12P ポン・ブルックス彗星 と ベガ
(こと座 通過中)
( 元画像の 50%に縮小
恒星位置基準
で重ね合わせ )
右上のまばゆい星はこと座の
ベガ
になります
( 上 が 北 になっています )
撮影DATA
: 2023/ 12/ 8 17:58’~ Vixen
R200SS(コレクターPH)
(合成fl=760㎜)
露出 100秒 × 25枚 (
Gain300
) LPS-D1フィルター
ASI533MC Pro(冷却-10℃)
タカハシ EM-200 Temma2M
ステラショット2
(導入・撮影・オートガイド)
ステライメージ9
(画像処理)
いつもの彗星写真なら彗星核の位置を基準に重ね合わせるのですが、今回は彗星の動きが遅いため恒星位置基準を先に。
彗星核を基準
にするとこうなります。 ↓
尾の向きはなんとかわかりますが、残念ながら長く尾を引いた姿は撮れませんでした。
それというのも、薄明直前からの撮影で空が明るく露光時間が延ばせなかった事、
撮影枚数を増やそうとしたのですが、西側隣家の屋根にかかって撮影を終了せざるを得なかったことがあります。
彗星撮影時の状況がわかる「只今撮影中ショット」です。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さな
□
が今回の撮影範囲です )
2023年12月8日 18時38分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×5枚 ISO1600
ソフトフィルター使用
kiss DX(SEO-SP2)
三脚固定撮影
おまけに夕方まだ時間が早いため、はす向かいのお宅の車庫の防犯灯がこうこうと明るく照らしています
こちらの
12P彗星
はこの先 西空で星座を移動しながら、
春にかけて明るさが3等級にもなるということなので期待したいですね。
一方、朝方撮った
62P 紫金山
彗星の画像も処理は終わっているのですが、
現在8等級でこの先暗くなっていくだけなので、後日の記事に掲載したいと思います。
(期待させておいてスミマセン)
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8日夜は思いがけない星空で一晩中撮影ができました。
この夜のメインタイトルの『オリオン大星雲』の多段階露光も無事終了。
3日後に迫った
上越天体写真友の会
『
第二回天体写真展
』に向けて画像処理開始。
ところが多段階露光の処理が困難を極めています。
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アンドロメダ大銀河と伴銀河(リベンジではなく追加露光その1)
2023年12月07日
|
天体写真(系外銀河)
週間予報では当分星空は期待できなかったのですが、
先日4日は予報とは違って昼間から青空となり、夜ももしかしたらと期待してました。
あいにく月はまだ下弦を過ぎておらず 23時前には上ってくるのですが、
このまま予報が外れれば 月が高くなるまでの6時間程度は撮影できるかと機材を設営しました。
結果的にはほぼ予報通り3時前には雲が出て撤収したのですが、迫っている天体写真展を意識して
先月21日夜に撮影済みの系外銀河2タイトルの追加露光と、
この先に期待して
オリオン大星雲
の短時間露光のみの撮影ができました。
今回はその1タイトル目の
アンドロメダ大銀河と伴銀河M110
の
追加露光
画像になります。
アンドロメダ銀河M31 と 伴銀河M110
(アンドロメダ座)
( 元画像の 60%に縮小 ほぼノートリミング )
左下に
M31
銀河の中心部が 、右上がお供の銀河
M110
になります
( 上 が 北 になっています )
撮影DATA
: 2023/ 12/ 4 20:01’~ Vixen
R200SS(コレクターPH)
(合成fl=760㎜)
露出 360秒 × 28枚 (
Gain150
) LPS-D1フィルター
ASI533MC Pro(冷却-10℃)
タカハシ EM-200 Temma2M
ステラショット2
(導入・撮影・オートガイド)
ステライメージ9
(画像処理)
ダーク・フラット処理はまじめに行っています
前回掲載記事に ” 月明りの無い夜に 再挑戦したいです ” と書きましたが、早くもその機会となりました。
ただ月明りはないのですが、前回撮影より約2週間がたったため南中時刻が1時間以上早まり
撮影開始時刻が早まったことにより 灯火の影響は大きいかもしれません。
前回11月の撮影記事は
⇒
こちら
今回の目的は追加露光による画質改善でしたので、前回画像を含めた画像処理も行いました。 ↓
ウゥーン?? 総露光時間は倍の5時間半になったのですが、ちょっと期待はずれか。
当然期待してしかるべき ”画像背景のなめらかさ” はなんとなくわかるのですが ・・
それだけ前回撮影画像の”月明り”のダメージが大きかったということでしょうか。
等倍画像を切り出して比較してみました。 ↓
困りました。来週に迫った
上越天体写真友の会
主催の『
第2回 天体写真展
』の一枚にしようと思ったのですが、
追加露光の2夜分とすべきか、今回撮影画像のみのリベンジ画像とすべきか。
恒例ですので「只今撮影中ショット」今回も撮っています。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さな
□
が今回の撮影範囲です )
2023年12月4日 20時59分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600
ソフトフィルター使用
kiss DX(SEO-SP2)
三脚固定撮影
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来週13日から始まる
上越天体写真友の会
『
第二回天体写真展
』の
出展作品3枚(会員目標)のタイトル名の報告期限もあるのですが、
一昨日やっと月が下弦を過ぎて新月期になったところ。
ワンチャンスを狙ってギリギリまで待ってもらうつもりです。
昨日夕方の火打山・焼山 (自宅2階ベランダで撮影)
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一足早く X’masツリー星団(いっかくじゅう座)
2023年12月03日
|
天体写真(星雲・星団)
前回に続き21日 夜(
正確には
22日早朝)に撮影した3タイトル目になります。
前回記事の2タイトル目の撮影終了が2時半過ぎ。
天文薄明開始時刻が5時ですからねばって5時半までは撮影可能とすれば
正味3時間の露光が可能・・と もくろんでいたのですが、
途中で全天雲に覆われて30分ほど撮影が中断しました。
その後も薄雲が残り、やがて薄明も始まりすっきりしない画像になりました。
X’masツリー星団
(いっかくじゅう座)
( 元画像の 60%に縮小 ほぼノートリミング )
( 上 が 北 になっています )
撮影DATA
: 2023/ 11/22 02:41’~ Vixen
R200SS(コレクターPH)
(合成fl=760㎜)
露出 360秒 × 22枚 (
Gain150
) LPS-D1フィルター
ASI533MC Pro(冷却-10℃)
タカハシ EM-200 Temma2M
ステラショット2
(導入・撮影・オートガイド)
ステライメージ9
(画像処理)
ダーク・フラット処理はまじめに行っています
薄雲で輝星の周囲がモヤって、「狐の毛皮星雲」も判別が難しくなっています
ほぼ5年前に今回と同じR200SS鏡筒と フルサイズデジ一眼で撮影した
X’masツリー星団周辺
です。 ↓
(
ピンクの枠内が今回の撮影範囲です
縦構図での撮影のため
北の方角は右側
になります )
総露光時間は今回の
約
1/3ですが、空が良ければ”庭撮り”でもこのくらいまで写ります
まだ雲がかかる前の時間に撮った「只今撮影中ショット」です。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さな
□
が今回の撮影範囲です )
2023年11月22日 03時15分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600
ソフトフィルター使用
kiss DX(SEO-SP2)
三脚固定撮影
この時点では久々の透明度の空だったので もうワンショット、西空に高い
初冬の星座
も撮影しました。↓
2023年11月22日 03時20分~ 30秒×7枚 他の撮影DATAは「只今撮影中ショット」と同じ
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これで撮影済みの画像のストックがなくなりました。
まもなく月も下弦となるので華やかな冬の星雲を撮影したいところですが、
日本海側につき週間予報ではずっと星が見えそうにありません。
それと13日から始まる
上越天体写真友の会
『
第二回天体写真展
』の出展作品3枚(会員目標)も
プリントアウトでも見栄えのするものとなると 悩ましい・・
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