雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

『J-APA』 2023 天体写真展より(その3)

2024年01月14日 | 上越天体写真友の会
上越天体写真友の会(J-APA)』のメンバーの皆さんより
追加画像の提供がありましたので、今回も会員の方の作品紹介になります。
(注)J-APA ・・・ Joetsu-Astro PhotographyAssociation

( 尚、会員の方の作品につきましては無断転載はご遠慮ください )

小 谷 さん
太 陽 (プロミネンス)
撮影DATA : 2022/ 5/19 7:23’~ タカハシ TOA130NS (fl=1000㎜)
露出 13.1 mS × 100枚(Gain 151)DAYSTAR フィルター  ZWO ASI 1600MMPro(冷却ナシ) Vixen AXD2 
Sharp Capture (撮影) ステライメージ・GIMP(画像処理)
■撮影者コメント:太陽はダイナミックに燃えています

太 陽 (表 面)
撮影DATA : 2022/ 5/19 8:15’~ タカハシ TOA130NS (fl=1000㎜)
露出 13.1 mS × 100枚(Gain 151)DAYSTAR フィルター  ZWO ASI 1600MMPro(冷却ナシ) Vixen AXD2 
Sharp Capture (撮影) ステライメージ・GIMP ホカ(画像処理)
■撮影者コメント:沸々と煮えたぎっているような感じです


細 谷 さん
月 齢 19.7
撮影DATA : 2023/ 8/ 6 1:00’~ タカハシ TSA102+2.5x バーローレンズ(合成fl=2040㎜)
露出 1/500秒 ×60秒キャプチヤー ×6枚モザイク(Gain 160)UV/IR フィルター  ZWO ASI 224MC タカハシ Temma2Z 
Sharp Capture (撮影) Autostakkert!2/Regisutax 6/Photoshop Elemennt(画像処理)

■雲上 コメント:細谷さんとは10年以上のお付き合いで、昨年6月のJ-APA発足の際にお誘いをいただきました。
現在 当会の会長さんをされておられます。


12月に開催された第2回天体写真展では、撮影機材の展示も行いました


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今年の初撮りはいつになるか?
実は新月だった11日夜に2時間余り雲の切れる予報だったので、
昨年12月にアップグレード版で購入していたステライメージ3
新機能の検証を行ってみました。
ライブスタックについての検証でしたが、結果は期待を裏切るものでした。
(その内容については次回で)

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『J-APA』 2023 天体写真展より(その2)

2024年01月11日 | 上越天体写真友の会
前回に引き続き『上越天体写真友の会(J-APA』で 昨年開催した2回の天体写真展の
展示写真を中心に会員の皆さんの作品を紹介いたします。
(注)J-APA ・・・ Joetsu-Astro PhotographyAssociation

( 尚、会員の方の作品につきましては無断転載はご遠慮ください )

吉 原 さん
オリオン座 M42 (オリオン大星雲)
撮影DATA : 2023/10/18 01:00’~ タムロン SP 150-600mm F/5-6.3  (fl=600㎜)
露出 600秒 × 10枚 (Gain 0)フィルター なし ZWO ASI2600MC(冷却 -5℃) Vixen SXD2 
PHD Guiding2(オートガイド) ステラメージ9(画像処理)

アンドロメダ座 M31 (アンドロメダ大銀河)
撮影DATA : 2023/12/ 4 21:00’~ タムロン SP 150-600mm F/5-6.3  (fl=600㎜)
露出 600秒 × 10枚 (Gain 0・Offset ー)フィルター なし ZWO ASI2600MC(冷却 -5℃) Vixen SXD2 
PHD Guiding2(オートガイド) ステラメージ9(画像処理)

いっかくじゅう座 NGC2237(ばら星雲)
撮影DATA : 2023/12/ 4 23:30’~ タムロン SP 150-600mm F/5-6.3  (fl=500㎜)
露出 500秒 × 15枚 (Gain 92・Offset ー)フィルター なし ZWO ASI2600MC(冷却 -5℃) Vixen SXD2 
PHD Guiding2(オートガイド) ステラメージ9(画像処理)
■ 雲上 コメント:吉原さんは天体写真では珍しい 超望遠ズームレンズ(フルサイズ対応)を使っての撮影です


井 部 さん
はくちょう座 NGC6992 (網状星雲)
撮影DATA : 2023/ 7/17 01:34’~ kenko 102mm F4.9 (fl=500㎜)
露出 120秒 × 20枚 (ISO 3200) サイトロン Quad BP-Ⅲ フィルター canon EOS 60Da Vixen SXP 
自動/MGEN-3(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)

いっかくじゅう座 NGC2237、2246 (ばら星雲)
撮影DATA : 2023/12/ 9 01:51’~ kenko 102mm F4.9 (fl=500㎜)
露出 180秒 × 10枚 (ISO 3200) サイトロン Quad BP-Ⅲ フィルター canon EOS 60Da Vixen SXP 
自動/MGEN-3(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)
■撮影者コメント:QBPフィルターを使う事で安価な短焦点望遠鏡でも星雲撮影が可能になる


発足まもない6月に開催された第1回天体写真展と友の会のメンバー

更に2名の会員の方から画像の提供がありましたので、次回に続きます。


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一昨日(9日)の午後6時ころ上越市で震度4の大きな余震が発生。
その時間 私は早々入浴中だったので、なすすべもなく怖かったです。
震源が佐渡沖の活断層ということで、新潟県では最大震度5弱の揺れ。
震源が新潟側に近づいている様で気味が悪いです。


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『上越天体写真友の会』 2023 天体写真展より(その1)

2024年01月08日 | 上越天体写真友の会
雪のない穏やかな正月のはずが、元旦夕方に『能登半島地震』が発生。
一週間経って被災地の悲惨な状況が判明するにつれ、正月であることすら忘れました。
こちらでもまだ弱い揺れは一日に何回か感じているのですが、
被災地ではこれが震度4や5かと思うと・・
安否不明者の捜索のためにも、せめて揺れは早く収まってほしいです。


天体写真の話になりますが 、下弦の月を過ぎて新月期に入ったものの
天候が冬型に戻ったため撮影ができません。上越市は現在大雪警報が出ています
1月としてはいつものことで、毎年ブログの記事ネタに困るのですが
昨年『上越天体写真友の会 (J-APA)』が発足したことから
会員の皆さんに画像の提供をお願いしました。
具体的には昨年同会で開催した2回の写真展の展示作品の中から数枚選んでいただき
私のブログ上で全国の皆さんに見てもらおうというもの。

メールで会員の皆さんにお願いしたところ、現時点で5名(わたしを含めて)から
画像を提供していただきましたので数回に分けてご覧いただきます。

( 尚、会員の方の作品につきましては無断転載はご遠慮ください )

秋 山 さん
ふたご座 クラゲ星雲IC443付近
撮影DATA : 2023/ 3/29 19:39’~ タカハシ ε130D (fl=430㎜)
露出 300秒 × 11枚 (Gain300) LPS-D3フィルター ZWO ASI294MC Pro(冷却-10℃) Vixen SXD(K-ASTEC改造)  
ステラショット2(導入・撮影・オートガイド) PixInsight+PS(画像処理)
■撮影者コメント:SI(ステライメージ)+ PS(フォトショップ) 処理がうまくいかず、PixInsight体験版で挑戦。


川 合 さん
オリオン座 バーナードループとエンゼルフィッシュ星雲
撮影DATA : 2023/10/18 01:05’~ ZEISS Milvus85mmF1.4(F4に絞る
露出 300秒 × 27枚 (Gain1600/Offset45) マルミ StarScape IDAS HEUIB Ⅱフィルター QHY367C Pro(冷却-10℃)
ユニテック SWAT-330  手動/ノータッチ APT(導入・撮影・オートガイド) PixInsight(画像処理)
■撮影者コメント:デジタル現像で微光星を全て消し去るスターレス処理をし、
オリオン座に広がる巨大なバーナードループの星雲の構造を描出してみました。

ケフェウス座 散光星雲 IC1396
撮影DATA : 2023/ 6/17 23:24’~ Vixen VSD100 (F3.8) + x 0.79RD (合成fl=380→300㎜)
露出 360秒 × 26枚 (Gain26/Offset25) IDAS HEUIB Ⅱフィルター QHY268C(冷却-10℃)
VixenSXP  自動/ビデオガイド APT(導入・撮影・オートガイド) PixInsight(画像処理)
■撮影者コメント:オレンジ色に輝くガーネットスターと、淡く広がる散光星雲を画角一杯に撮ってみました。


おうし座 散開星団M45(プレアデス星団) 和名:昴(すばる)
撮影DATA : 2023/10/17 23:03’~ Vixen VSD100 (F3.8) + x 0.79RD (合成fl=380→300㎜)
露出 300秒 × 25枚 (Gain25/Offset30) IDAS HEUIB Ⅱフィルター QHY600C(冷却-10℃)
VixenSXP  自動/ビデオガイド APT(導入・撮影・オートガイド) PixInsight(画像処理)
■撮影者コメント:アリスの谷村新司さんを追悼し、名曲”すばる”を思い浮かべ撮影しました。
歌詞の様に蒼白き昴と、それを含む分子雲にさんざめく星々を描出しました。


ほかの会員の方の作品は次回以降のブログで紹介いたします。


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大地震に見舞われた能登地方では道路寸断で救援の遅れが目立ち、
さらにここにきて雪が加わって道路状況は更に悪化。
春はまだ遠く、復旧の遅れが心配されます。
我が家の2階で行儀よく倒れた本棚。余震でまた倒れるかと思いそのままに


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新年早々に震度5”強”!!

2024年01月05日 | 天体写真よろず話
今年の正月は雪も消え、穏やかな年末始を迎えることができた
と思っていたのですが・・
元旦の 午後4時10分ころ、能登半島で震度7の大地震発生!!
私の住む上越市では震度5強の大きな揺れに見舞われました。
これまでも能登で地震が起きると、地盤が繋がっているのか 上越市の揺れは大きかったのですが、
今回の大地震は能登から佐渡に至る活断層が連動して動いたらしいとのことで、
新潟県全域でも最大震度6の大きな揺れに見舞われました。

大地震が発生したのは娘夫婦の家で早い新年会を終えて、車で送ってもらっている途中でした。
あまりの揺れの大きさですべての車が道路上に停止したのですが、
道路が大きく揺れて 反対車線の車と接触しそうで怖かったです。

幸い家族・親戚にケガ人はなく、
家屋の被害については 当初 2階の本棚が倒れただけだと思っていたのですが、
揺れにより壁がずれて階段付近の壁紙で破れが見つかったり、
ベランダ脚部を載せていた一階の屋根瓦が2枚割れていることもわかりました。
ほっておくと雨漏りするので、予備の瓦と入れ替えようとしたのですが ・・ (続きは編集後記に)


当ブログの主テーマである”天体写真”についてですが、もともと星と縁遠い季節の上に
今回の大地震ときて、昨年暮れに購入した”ステラショット3” もいまだにインストールされていません。
この新月期も星空は望むべくもなく、
せめて室内でステラショット3ライブスタック機能の検証だけでもと考えております。

なお、次回は『上越天体写真友の会(J-APA)』の会員の有志から提供していただいた
昨年開催された2回の写真展の展示画像の一部をご覧いただく予定です。


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割れた瓦の補修を試みたのですが、これが予想外に困難でした。
最初に考えたのが、手持ちの”コンクリメント”という接着剤での瓦の補修。
割れた側にはベランダの荷重がかかり、すり合わせて接着後乾燥3時間など不可能
次に〇十年前の新築時に保管していた予備の瓦と入れ替える案を試すも、
上と同様 ベランダ荷重のせいで無理と判明。
結局補修をあきらめ、春までの応急措置に切り替え
雨漏り対策で内部にビニルシートを敷き、ガムテープとアルミテープで瓦を張り合わせ
素人の高齢者にできるのはこれくらいでしょう?


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『謹賀新年』 多段階露光&モザイク撮影でオリオン大星雲

2024年01月01日 | 天体写真(星雲・星団)
明けましておめでとうございます。

いつもの年なら元旦のブログには、年賀状イメージで新年のご挨拶というのが定番でしたが、
今年は2023年の撮り納めの夜となった12月8日夜(他にもう一夜)
多段階露光及びモザイク撮影で撮った華やかなオリオン大星雲の画像で
2024年のブログをスタートします。

 M42 オリオン大星雲 (オリオン座)
北部・南部を別々に撮影 多段階露光の画像処理後にモザイク結合
( ほぼノートリミング 元画像の35%サイズで表示
(  上が北になっています )
撮影DATA : 2023/12/ 8 23:09’~ (ほかもう一夜) Vixen R200SS(コレクターPH) (合成fl=760㎜)
露出 (北部・南部とも)それぞれ360秒 × 15枚+90秒×20枚+30秒×20枚  Gain150 ASI533MC Pro(冷却-10℃)
タカハシ EM-200 Temma2M ステラショット2(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)マイクロソフト ICE(モザイク結合)
*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっています

星雲南部の90秒と30秒の短時間露光のみ12月 4日夜に撮影したのですが、
空の状態が違っていたようで、南・北の画調を合わせるのに苦労しました。
CMOSカメラASI 533MCでこの華やかな星雲を撮ったのは初めてですが、
私がこれまで撮った中では一番美しいオリオン大星雲になりました。
反省点としては短時間露光が長すぎ、今回の1/2か1/3の露光時間でよかった

2024年も恒例の「只今撮影中ショット」は継続していくつもりです。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2023年12月9日 0時33分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

定番のブログ年賀状も作ってありましたので・・
本年も当ブログへの訪問をお待ちしてます。(それとコメントもありましたら)

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撮った順番で掲載すれば、昨年末最後のブログ掲載となる
オリオン大星雲でしたが、
このあとに撮ったX’masツリー星団を年頭にするのは
ちょっと抵抗があって、順番を入れ替えた次第です。


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