香彩日記

一筆入魂!今の思いを『書』に込めて。

書道作品指導講座(5月)

2011年05月10日 23時37分46秒 | 書の学習
          

月に1度のこの講座に通い始めて丸一年経ちました。
4か月ごとの更新で、今日は切り替え日。
人数が増えていてびっくりしました。

いつも通り、創作の仕方について、先生のお話を聞いた後、宿題など書いて行った作品を教室の壁に貼って講評して頂きました。

見出しの書は、一字書の競書課題「穣」を草書(右)と木簡風(左)で書いてみました。
先生の講評は、どちらも偏と旁に墨色の変化(潤渇・濃淡)をつけた方が良いとのことでした。
落款の位置はOKです♪

旁の「襄」は、中にたくさんつめこむの意味で、「穣」は稲のもみがふくらんで、たくさんつく、ゆたかの意味を表します。

半切の条幅も見て頂きました。
 
右端の漢字仮名交じりは、1行目の流れはよいが、2行目の流れがばらついてしまっている。
右から2番目の七言絶句は、何紹基の字をベースに創作しましたが、落款が大き過ぎでした。

左2点は、千字文の同じ部分を懐素の草書千字文の臨書(左から2番目)と木簡風(左端)で書きました。
懐素の臨書は、1行目の下2字が大きい。誤字に見える字があるので、そのまま真似して書かずに、正しい字に直すようにとのことでした。
木簡風は、下が空き過ぎ。1行目に縦線の長い文字を作り、幅も持たせて規格を大きくし、落款は2行目の下に入れる。2行目の3文字目は墨継ぎせずに渇筆にした方が良いとのことでした。


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「インテリアの書」一日体験受講

2011年04月25日 19時56分27秒 | 書の学習
          

友人たちが通っている「インテリアの書」の講座を受講しました。
講師は昨年開催したグループ展でお世話になった石川香雪先生です。

講座は2時間授業。
まず課題を出されて、始めは自分で考えて創作し、1時間経ったところで先生の手本のコピーが配られ、それを参考にして残り時間で仕上げます。

今日の課題は「葉」。
それに因んで、「若葉」「わか葉」「わかば」。
茶摘みのうたから抜粋して、「野にも山にも若葉(わか葉・わかば)が茂る」。
どれでも、好きな物を好きなように書きます。

最近、家以外で書いていないので、ちょっと緊張手が震えちゃいました
とりあえず、いろんな書体で、いろんな大きさの紙に書いてみました。

先生は、みんなが書いている様子を見て回り、助言してくれます。
私の欠点も即座に見抜き、的確にアドバイスして下さいました。

1時間して配られた先生のお手本のコピーはこちら。
 


どれもステキ!
特に行書の「葉」が気に入ったので、この「葉」を使って「わか葉」を書くことにしました。
で、仕上がったのが見出しの書です・・・
今見たら真似したつもりの先生の「葉」の字と全然違うのでビックリしました。
癖はなかなか抜けません。

最後に皆さんのも鑑賞させて頂きました。
同じ文字でも、それぞれ違った発想の素敵な書ばかりで、勉強になります。
その中でも、とっても気に入ったものがあったので、写真を撮らせて頂きました。

友人を介してお友達になった方の書です。
私には考えの及ばない「葉」の形に度肝を抜かれました。


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書道作品指導講座(4月)

2011年04月05日 23時15分09秒 | 書の学習
            

今月も月に1度の書道講座に行って来ました。
前回は地震の10日前。
5週間ぶりのせいもあるけど、遠い昔の気がします。
幸い先生も含め皆さんお元気で、変わらず書道が続けられる幸せを感じました。

今回の宿題は、創作4点。
落ち着いて筆を持つ気になった2日前から取り掛かりました。
間際になって慌てて書くのはいつものことなので、今回は開き直って焦らず書きました。
墨は墨汁を使っちゃいましたが
特に、一番左の木簡風のは薄めずに書いたので、先生からカサカサしてるとのご指摘。
濃いだけでなく、潤いも欲しいと言われました。

右の2枚は漢字仮名交じり文。
一番右の講評は、線が固い。特に2行目はがっちり書こうとしないで、楽な表現が欲しいとのこと。
その隣は、上下2部構成ですが、下部はもっと細やかさがあるといい。「し」の線はめりはりをきかすように。などなど。

左から2番目の行草は、今回1番厳しいご批評だったので、添削をお願いしたら、参考手本2種類書いて下さいました♪
 
私の創作(右)は、草書が多過ぎて白っちゃけてしまったので、行書をもっと増やした方がよい。特に、1行目の5文字目から下は文字がそろってしまっているので、文字の大小、太細、字形の変化をつけて、規格をもっと大きく見せ、構成の面白さを考えるようにとのことです。

ということで、真ん中は草書で創作する場合の書き方、左は行書を増やした場合の書き方、それぞれ書いて頂きました♪♪
草書オンリーは、かなり草書の勉強をしてないと無理そう。
行書と草書の割合を7:3にすると丁度良いそうです。

未熟を痛感しつつ、今回も大変勉強になりました。

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書道作品指導講座(3月)

2011年03月02日 14時19分00秒 | 書の学習
            

昨日は月に一度通っている作品指導講座。
宿題の創作課題に加え、一字書と漢字条幅の昇段課題も見てもらいました。
一字書「耀」の意味は、火が高くかがやく。
2枚持って行って、先生が選んだのは見出しの書です。
書き出しの火偏はゆっくり潤いをもたせ、旁はだんだん掠れさせて墨色の変化をつけるともっとよくなるとのことでした。
没になった方は、落款の位置も悪いとのことだったので、添削して頂きました。
  
火偏の潤いの持たせ方がよくわかりました。落款は空間の真ん中はNG。空間を生かす位置がよいそうです。落款の良い位置2か所にしるしをつけてもらいました。どちらでもOK。

漢字条幅の昇段課題は苦手な一行書き。
 これを基にして書いて頂きました。  
「千」は重すぎるので草書にして、3文字目の「稲」を小さくして落款を入れやすくした方がよい、とのことでした。私の4文字目は、誤字です。

宿題は、前回と同じ形式で書きました。

先生の講評は、
右側の木簡風は、のびやかに書かれた1行目に対し、2行目は字間が狭くて窮屈。真ん中は、2文字目から急に墨量が減るので、ゆっくり筆を沈めて墨色の変化を出すことと、右上がりの字が多いので注意すること。左の漢字条幅は、出だしが頑張り過ぎで騒々しくて感心しない(笑)墨をつけた時は静かに書き、動と静の表現の兼ね合いを考える。

先生がいつもおっしゃるのは、「変化と統一」。
文字の形、大小、太細、墨色、潤渇、遅速、字間などの変化をつけつつ、統一感を持たせる・・・毎回、何かしら抜け落ちてます

新たな発見もあり、今回も収穫がたくさんありました♪


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今月の書道作品指導講座(2月) 

2011年02月02日 14時57分50秒 | 書の学習
            

昨日は、月1回通っている書道講座。
今回は、創作課題の宿題3点と一字書2点、書いて持って行きました。
書いていったものは、教室の壁に壁に貼り、先生に講評して頂いた後、1点か2点、残り時間に合わせて添削指導して頂きます。

講評は、いつものことながら、はじめはめちゃめちゃ褒めて持ち上げてくださった後、ズバッと辛口のコメントをいただきます

一字書の「恕」は墨色と筆使いは良いが、文字の構成が問題。上の部分(如)は小さく下(心)は大きく、「如」を大きくするなら「心」は簡略形にした方が良い。
「巖」は、平らな線が目立つので、やはり形を工夫するように、とのことでした。

条幅作品の木簡は、「鳥」の点の打ち方を注意されましたが、ねっとりまったりとした木簡らしい線で、落款の入れ方も良い、と初めて木簡作品でお褒めのお言葉いただけました♪

漢字かな交じりは、一行目から「月見て」までの表現は良いが、「ものはかなしき」はもっと文字に大小や幅をつけて、左右の変化や行の振幅をつけるとよい。

一番左の五言絶句は、何紹基の文字を字書で集字して創作しましたが、先生はすぐそれに気づいてくださいました。ただ、自分流に連綿にした部分(5文字目~8文字目)は俗っぽいと注意されました落款の位置も上過ぎました。

漢字かな交じりと五言絶句は添削してもらいました。
添削の際、どちらも私の書きぶりを真似て一枚ずつ書いてくださいました。
  
私の書いたものと並べると違いがすごくわかりますどうぞ右の小さい写真をクリックしてみて下さい

今回も大変勉強になりました。 


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漢字かな交じり文の散らし書き

2011年01月12日 23時56分24秒 | 書の学習
          

一昨日は月に一度通っている書道作品指導講座。
先月はグループ展の準備などでバタバタしてブログにUPしませんでしたが、いつもの付け焼刃に輪をかけたようなものばかりでありました。

今回も同じようなものですが、自分を戒めるためにもUPさせていただきます。
見出しの書は、グループ展で書いた自作のことばを散らして書いてみました。

先生の講評は、
文字構成は一生懸命考えたようだが、線の調子が一緒。
文字の大小渇筆はあるが平板。
骨力のある線だが、ギクシャク、ゴツゴツして不自然。
墨色を淡くし、ゆったりとした自然な線で、もっと滲み掠れが欲しい。

いつもながら、持ち上げてはくれるものの厳しいご指摘

そして、先生に添削をお願いしたところ、一枚参考に書いてくださいました♪
 
比べるとこんな感じ(クリックすると大きく見れます)→ 
礬砂(どうさ)を引いてある滲まない画仙紙に書いたので、同じように滲まない紙で墨の薄め方、潤渇の出し方を教えて頂きました。
何より、散らし方がよくわからなかったので、感激でした

他に木簡と何紹基の臨書を持って行きましたが、「字の形はいいので、さらに発展させて墨色(潤渇濃淡)、文字の大小、太細の変化をつけるように」とのことでした。

創作指導の講座なので、ただ真似て書いていくだけでは、こてんぱんに言われてしまいます。
上の先生に書いて頂いた参考手本も、どう発展させて自分の創作作品にするのか、大きな課題です。


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書道作品指導講座 12月

2010年11月05日 23時42分25秒 | 書の学習
              

月に1度通っている書道講座では、毎月宿題の課題が3点出され、各自自由に創作して持参し、教室の壁に貼って、先生に講評してもらいます。
見出しの書は、今月の五言絶句の課題です。
右側の宿題の課題(クリックすると大きくなります)を先月と同じように全紙2分の1(胴切り)に、今回は王鐸の字を集字して、それを元にして書きました。
先生の講評は、「墨継ぎの文字が大き過ぎる」「かすれは筆を広げてもっと太細の変化を出す」「1~3行目の下をそろえる」「落款は本文に寄せる」などです。

漢字かな交じりの課題も先月のリベンジで横書きにしました。
 
2つの群れに分けたつもりでしたが、もっと群れの大きさを変えて、余白を活かすようにとのことでした。それと、落款は簡素にすること。(斉藤茂吉のうた→茂吉のうたでよい)

もう1点は、また木簡風に書きましたが、線が重すぎました。
 
木簡は、卒意の書なので、もっと変化をつけて軽快に書くようにとのことです。

宿題以外にも書いて持って行けば講評してもらえます。
先月書いた傅山の臨書を書き直して見て頂きました。
五言絶句と同じく、墨継ぎの文字が大きいので、下の方が重くなってしまいました。
←クリックすると大きく見れます。

どれも先月指摘されたことに注意して書きましたが、全体的に重さが目立ってしまいました。
来月はもっと変化と統一感が出せるように書きたいと思います。

*王鐸に興味のある方はどうぞ
王鐸集 (中国法書ガイド)
角井 博
二玄社


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書道・作品指導講座 10月

2010年10月07日 09時27分30秒 | 書の学習
            

月に一度の作品指導講座、今月も行ってきました。

早めに取り掛かるつもりが、またしても前日と当日の朝の一夜漬け状態でした。
ほんと、懲りないです。

左の3点は、今月の宿題。
宿題は、先生が選んだ漢字2点と漢字かな交じりの課題を好きな書体・書風・構成で半切に創作です。
時間ないのに、いろいろ挑戦して、どれも辛口の講評頂いちゃいました。

漢字かな交じりは、いつも縦長に書いていますが、今回は毎日風を意識して横長に挑戦。
先生の講評は、構成が悪くて縦の流れがなく、文字の統一感がないとのことです。

五言絶句は、字典から何紹基の字を集字して、全紙2分の1(70cm×67,5cm)に初めて書いてみました。
書き方がわからず、5字ずつ並べてしまったので、もっと変化をつけて最後の行は字数を減らし短くするようにと教えて頂きました。

真ん中の木簡は字典で調べた文字に変化をつけて書きましたが、誤字っぽい字が2つあること、1行目と2行目の統一感がなく、横画は木簡の特徴の右上がりにするようになどなど注意されました。

右は、前回(左から2番目)節臨した傅山の五言律詩軸を聯落ち7,5尺(227cm×53cm)に全臨しました。
傅山の字は左右の振幅が激しく複雑な筆運びで書き順のわかりづらいものが多いですが、それが新鮮で書いていて楽しいです。

本には拡大写真も載っているので助かりますが、それでも書き順がわかりづらい字があります。真ん中は比較的わかりやすい「禽獣」です。

当日の朝、気合い入れて1枚書いて満足して持って行きましたが、
教室の壁に貼ったら、あまりの下手さにビックリ!!
落款のスペース取り過ぎて本文の字間がギュウギュウ!下があき過ぎ!バランス悪過ぎです!!!

予想通り、先生にも基本的なことを厳しく指摘されました。
でも、先生は、ダメな時は容赦なく批判しますが、ほめることもわすれない、飴と鞭の使い分けがとても上手なのです。そこが先生の凄いところ。
だから、何を言われてもへこまずに済みます。
落款の位置もわるいので、朱で添削してもらいました♪

見出しの画像は、我が家の壁に貼って撮りました。
傅山の臨書は天井からすれすれの長さで、いつも書く半切(35cm×135cm)が小さく見えます。

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孫過庭「草書千字文」節臨

2010年10月06日 01時03分55秒 | 書の学習
               

千字文大会に出品した半切条幅が、表装されて帰ってきました。

千字文は、四言句・250句を1,000字の異なる漢字で構成され、書道の手本として普及しています。
各書体、数多くの手本がありますが、今回は唐の孫過庭の草書千字文の節臨にしました。
節臨は、一部分を臨書することです。
↓孫過庭の草書千字文。このページの四言句・4句を臨書しました。

以前のブログで全臨すると大口を叩いておりましたが、いつもの通りのんびりしていて間に合わず、条幅に節臨にした次第です。

特選以上は表装して展示されますが、嬉しいことに特選になりました。
会場が遠いので見に行かなかったので、表装されたのを見るのは初めて。
表装料は3,000円。安いから裏打ちだけだったりして?
と思ってましたが紙製だけどちゃんと軸装♪
パッと見、布製と変わらないし、これで十分です!

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お月見泥棒

2010年09月22日 19時48分36秒 | 書の学習

               

今日は中秋の名月、十五夜です。
18:30頃撮影

十五夜といえば「お月見泥棒」を思い出します。と言っても、ほんとの泥棒ではありません。
主人の転勤で名古屋に引っ越した時、たまたま住んでいた地域のイベントです。
仮装なしのハロウィンのようなもので、十五夜の夕方、子供達がチャイムを鳴らして「お月見泥棒です」と言うとお菓子がもらえるという趣向です。

当時小学生だった我が家の子供達も毎年楽しみにしていました。
私もその日が近づくとワクワクしながらお菓子の用意をしたものです。

当日、学区内の家庭を回った子供達は、リュックサック&手提げ袋をいっぱいにして帰ってきます。
戦勝品は様々。
可愛らしく飴玉一つから豪華なお菓子の詰め合わせ、ジュースやススキを下さるお宅もありました。
学区内のミスタードーナツでは「お月見泥棒さんへ」と書かれたカゴに、フレンチクルーラーをたくさん入れて置いといてくれたそうです。

見出しの書は、名古屋に住んでいた時に書いたものです。
思い出して、引っ張り出してみました。

ところで、中秋の名月って必ずしも満月でないって知っていましたか?
カレンダーで見たら、満月は明日です。
おかしいなあ~と思ったら、中秋の名月、十五夜は旧暦の8月15日のことなのだそうです。
下記のサイトに詳しく書いてありました。
http://www.astroarts.co.jp/special/moon_watching/fullmoon-j.shtml

今日も、あの地域では、子供達が「お月見泥棒」しているのかな?
子供達の心に残る楽しい風習、ずっと続いていると良いな!


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墨磨り機

2010年09月09日 12時33分25秒 | 書の学習
                          

先日の伝統文化こども教室の帰りに、書道用品店「キョー和」に寄って、
 
墨磨り機買っちゃいました。

墨磨り機は邪道の気がしていましたが、
「漢字の先生はみんな持ってるよ」という声をあちこちで聞くので、購入に踏み切った次第で・・・
というか、実は最近、手を抜いて墨汁を使うことが多くなっていたのです。
墨磨り機より、邪道じゃないか!と言われそうなので言い訳しますと、
墨汁でも良いものは筆を傷めず、薄め方によっては磨った墨と変わらない墨色が出るのです。
でも、そういう墨汁はかなり高価。
買える範囲の墨汁では、やはり伸びが悪く、気に入った墨色が作れません。
月に一度の講座では、墨色も講評の対象です。
いつも土壇場で慌てて作品作りに取り掛かるので、磨る時間が惜しまれてつい墨汁を使ってしまうと、
教室の壁に一斉に貼られた時に墨色の悪さが目立ち恥ずかしくなります。
そこで、今回はそうなるのを回避すべく買っちゃったわけです。

墨磨り機もやはり高価で、2万~4万円台。
その中に、キョー和オリジナル12,600円のを発見!

店員さんが寄ってきて、使い方などいろいろ教えてくれて、
人の手のように優しく磨れますよ!と薦められ、ついに決断。
さて、肝心の墨はどうしようと見ていたら、傷墨が箱なしで通常の半額!
どれにしようか迷っていたら、またさっきの店員さんが来て、
やはり高価な方が良い色が出るというので、その中で一番高い「天衣無縫」10丁に決めました!!

普段なら手が出せない代物ですが、「半額」ということばに弱いのです。
でもここで、問題が!
購入を決めた墨磨り機は、1丁~5丁用なのです。
そこで、店員さんが試しに「天衣無縫」10丁を取り付けてみたら、問題なし♪
厚みのある墨は無理だけど、これなら大丈夫と太鼓判がもらえました。

そして講座前日、洗濯する間に磨ってもらいました。

濃く磨って薄めて使うよう勧められ、40cc1時間半も磨っちゃいました。
(上の墨の写真は磨り終わった後に撮りました
部屋中、墨の良い香り♪
墨の心配なく書けました。


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書道ー作品指導講座

2010年09月07日 22時09分47秒 | 書の学習
          

今日は、月に一度通っている作品指導講座に行って来ました。

夏休みがあったので、今回は2ヶ月ぶり。
例によって、直前まで何の準備していなかったので、昨日はパソコンも開かず、頑張って書きました
見出しの写真が、持って行ったものです。
何枚かずつ書きましたが、集中力が続かず、気を入れて書けたのは、どれも一番始めに書いたもの。
仕方ないので、それを持って行きました。

右端は、良寛さんの歌を漢字仮名交じりで創作しました。
先生の講評は、一行目は二行目に比べ、窮屈なので、変化をつけてゆったり見えるように工夫した方がいい、とのことでした。

左側の行書2点と木簡は古典臨書です。
漢字作品は創作する時間がなかったので今回は手っ取り早く臨書にしちゃいました。
でも、この講座は、臨書も変化をつけて面白い作品にしなくてはなりません
行書に比べ、木簡は真似て書いただけなので、字の大きさなど変化をつけるように!とのことでした。

今日もみなさんの作品の講評も聞けて、先生の作品作りを目の前で拝見できて、大変勉強になりました

*過去の関連記事・・・書道講座 - 創作課題


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随衆行道

2010年08月24日 23時07分50秒 | 書の学習
                    

数年前に書道合宿で知り合った新潟の友人が、久々に上京したので、書友4人で集まりました。

世代はばらばらですが、みんな書道好きです。
近況報告などしているうちに、あっという間に時間切れ。
今度はいつ集まれるかわからないけど、
書道を続けている限り又すぐ会えそうな気がします。

「随衆行道」(衆に随って道を行ぜよ)道元禅師のことばだそうです。
一人で精進努力していくのはなかなか難しいことなので、良き同士道友を得て、
互いに助け合い、励まし合って、生涯を通して道を楽しみを深めるという意味があります。

書道を通して、たくさんの友人と知り合うことができました。
普段会えなくても、メールで情報交換したり、こんな風に時々会ったりしながら、
互いに支え合って、ずっと書道を続けていけたらなと思います。


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釣月耕雲ー団扇に書

2010年08月10日 18時30分46秒 | 書の学習
          

5月に会った友人に、韓国で買ってきた団扇に書を書いて欲しいと宿題を出され、昨日ようやく書きました。

ご希望のお題は「釣月耕雲」。
友人が韓国旅行中に見つけた書に書かれていた言葉で、参考までに写真を送ってくれました。

「釣月耕雲」(月に釣りし、雲に耕す)の出典は、
漢・学者、瞿法賜(くほうえい)の詩で、悠々自適の境地を表したものだそうです。

韓国では、書が書かれた団扇を短冊のようにぶら下げて飾るそうです。

面白いアイデアですね。

友人からの依頼は、
書体は任せるので、できれば、2字2段で大きな字で団扇からはみ出る感じがいいなぁ・・・とのこと。
急がないから一年先でもいいよの言葉に甘え、団扇横目に先延ばしにしていましたが、
団扇だけに、やっぱり夏の間には仕上げねば!と、ようやく取りかかりました。

1番始めに書いたのは、左側。団扇の骨の部分にうまく墨が乗らないのに気づき慌てました。
2番目に書いたのは右側。割とリラックスして書けました。
3番目の真ん中は、団扇からはみ出す感じという依頼を思い出し、太めの筆でドーンと書きました。

今朝送信した写真を見て、友人が選んだのは、右の団扇。
風流の極意のようなこの言葉、この作品が一番合ってるような気がします。とのこと。
ホント、その通りです!!

落款印は、そのまま押すと骨が邪魔してきれいに押印できないので、画仙紙に押印したものを貼りました。

あれから3カ月、やっと宿題終わりました
良い勉強になりました。ありがとう

追記 友人がブログに書いてくれました♪
http://blog.livedoor.jp/sanayayo/archives/65893951.html

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菓珍李奈 - 千字文の一節

2010年06月04日 19時53分36秒 | 書の学習

菓珍李奈(かちんりだい)ー 菓は李奈を珍とする。
↓孫過庭の草書千字文を基にして書いてみました。
  3行目の5文字目から4字です。
*「奈」の元の字は「木」+「示」 
菓はくだもの、李はすもも、奈はからなし(べにりんご)のことで、
くだものは、すももとからなしが珍重されるという意味です。
 
千字文は、6世紀に作られたので、約1,500年前の中国では、李と奈が貴重な果物だったのでしょう。

もうすぐプラムが店頭に並ぶ季節です。
先日、早々と佐賀唐津産が売られていたので、早速購入。ちょっと高めでしたが美味しく頂きました♪ 
昨日伺った東京近郊の友人宅には、きれいに手入れされたお庭の一角に、プラムの木がありました。
青梅のような緑色の小さな実が、葉の中に溶け込むように、たくさん生っていました。

桜前線のように、果物や野菜に収穫前線があるならば、現在プラム前線は北上中なのでしょう。

*追記
6月26日、お友達から収穫したプラムの実を写メで送ってもらいました。
熟して、甘いそうです。美味しそう。  

瓶は、漬けてみたそうです。


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千字文に興味のある方はどうぞ。

千字文 (岩波文庫)
小川 環樹,木田 章義
岩波書店
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