やっと、映画館も再開されたので、震災で延期になった「オーケストラ!」をユナイテッドシネマに観にいった。
これも去年、ミニシアターで好評だった作品。
ちょうど父の具合が悪い時に上映され、結局観に行くことが出なかった映画だった。
なのに、やっと近くで上映されるので楽しみにしていたというのに、また延期になり、レンタルショップに行けばすべてが貸し出し中。
でも、こういう音楽映画は音響のよい映画館で観たいし…
どこまでも縁がないと諦めていたら、遅ればせながらも上映されることになり早速行くことになった。
いつもだったら気儘に1人でふらっと行くけれど、休みで夫がいたので仕方なく(苦笑)誘うことにした。
笑いあり、涙あり…
そして、最後は予定調和で終わるけれど、かつてのソ連時代の暗い時期をベースに、解体されたオーケストラの楽団員を再び寄せ集め、パリでコンサートをするという奇想天外の物語だ。
クラシックの名曲が次々と流れ、最後のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲で感動の波がくる。
隣で夫が鼻をグシュグシュさせているので、花粉症が始まったかと思ったら、ナント泣いていたらしい。
へ~、この人って映画を観て泣くのね…と、初めて気づいた記念すべき映画でもあった。