レッツゴー!花輪ジロー!

日々の生活を写真とともに。グルメ、ダンス、マラソン、マリーンズ、旅行、本、英語、スペイン語、カラオケ、飲み会の話満載。

浮浪児1945-戦争が生んだ子供たち~石井光太

2024-08-29 | Book

石井光太の「浮浪児1945-」読んだ。サブタイトルは、戦争が生んだ子供たち。浮浪児とは死語になってしまったが、1945年の終戦後、親、兄弟を失い、住む家もなく、野宿する子供たち。戦後の混乱期、大人も子供もその日を生きるのが精いっぱいの時代に浮浪児は全国に一時は3万人以上まで増えたとのこと。窃盗、スリ、女の子は体を売って命をつないだ。野良犬を殺して食べなければならなかったほどの食糧不足の時代。

NHKの朝ドラで戦後の闇市はよく描かれるが、朝ドラでは割りと美化して描かれている印象だ。実際は道を外れる浮浪児が多かったらしい。当時、アメリカ兵との間に生まれた子供は差別を受けるため、アメリカに養子に出されることも多かった。なかには成長してからハーフタレントとして成功した子供もいたが、多くは苦難の人生を歩んでいる。

当時は浮浪児とパンパン(売春婦)が同居することも多かったようだ。任侠の世界への憧れから、「おひかえなすって」と真似をする子供が多かったエピソードはちょつと笑えた。

当時、10歳以下だった少年たちは既に80代半ば~後半。当時を知る生き証人はどんどん減っている。その意味でもこの作品は貴重な戦後史でもある。昭和20年に終戦となり、約10年で復興し、昭和30年代の高度経済成長期時代に突入した日本。あの当時の日本はやっぱり凄かった。


タバコを吸う少年。貧しかった日本を忘れないために貴重な作品。20、30代の若い世代にも読んでもらいたい作品だ。

昨日は朝3時半起きで仕事。スタッフ1人休みで超多忙日、夕方、仕事を終えてから都内に出てキゾンバのレッスン。3回目。月曜日の復習の後、新しいテクニックを受講。10人ほどのレッスンだった。ちょっとついていけなかったな。凹んだ・・・。まだ3回目。粘り強く、根気良く。底辺からの逆襲!
 
昨日のマリーンズ、お得意さんのライオンズ戦を延長12回裏、サヨナラ勝ち。暴騰でサヨナラ勝ちとは・・・。ライオンズ戦は開幕から16連勝。ライオンズ以外には弱いということ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やめるな外科医〜中山祐次郎

2024-08-19 | Book

中山祐次郎の「やめるな外科医」読んだ。外科医、雨野隆治が主人公の医療現場小説。隆治の研修医時代の「泣くな研修医」から始まって、今回がシリーズ第4弾。時は流れ、隆司は30歳の大台になり、手術も任されるようになるが、落とし穴が・・。

医者という職業は昼も夜もない。緊急患者の手術で呼び出されることも日常茶飯事。第4弾も西桜寺凛子、先輩女医の佐藤玲が大活躍。作者が現役の医師だけに専門用語が多く、医療現場のリアリティーが描かれ臨場感たっぷり。

最後の4ページは泣き虫の隆治でなくとも涙腺が緩む。電車の中で読んでいたが、眼鏡、外して瞬きしたほど。医師という職業は死と向き合うのは避けられない職業だ。

泣くな研修医、BSテレ東で鈴木奈穂美がMCを務める番組「あの本、読みました?」で紹介された。作家さん本人の出演はなかったが、編集人が登場。編集者は意外にも女性だった。

 

第5弾も楽しみだ。図書館で既に予約済みだが、かなり予約数が多く、数か月になりそう。

昨日は朝6時起き。朝、オリンピック関連のトーク―番組、観た。メダリストになったバトミントンとフェンシングの話題の二人。タイプは違うが、二人とも良いキャラクター。二人のことは大会前は知らなかった。まさにシンデレラガール。今後も注目だね。
 
午前中、ジム通い。今年149回目。ベンチプレスから始めて5種の筋トレ後、ランマシンで7キロのラン。タイムは59分30秒。ジムへの往復ラン2キロを含め、9キロのラン。今年の走行距離は1,493キロ。
 
午後は池袋でタンゴのレッスンとミロンガに参加。レッスンは1時間、2つめのステップは初めて習うステップで苦戦。めげずに頑張る。ミロンガは生徒2名によるデモ有り。セミプロ級に上手かった!いつの間にあそこまでレベル上げたの?いい刺激もらった。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

罪の轍~奥田英朗

2024-08-10 | Book

奥田英朗の「罪の轍」読んだ。舞台は昭和38年秋の東京浅草。東京オリンピックを控え、東京の街が変貌を遂げている時に下町の豆腐屋の幼児が誘拐事件が発生。主人公は警視庁捜査一課の若手刑事、落合昌夫(←通称、オチ)。容疑者は北海道からの流れ者の若者・・・。

当時の世相、風俗と捜査の仕方、興味深く読めた。まだテレビ、電話がようやく家庭に普及し始めた時代だ。捜査はアナログだが、当時、既に指紋照合の技術はあったようだ。落合刑事の同僚、ニール刑事(←仁平刑事、太陽にほえろのようなネーミングだ!)など個性的な刑事が多く登場。

最近は若い女性の監禁事件はたまにあるが、誘拐事件、銀行強盗はめったに起きなくなった。監視カメラなどの常設が増え、失敗に終わる可能性が高いからかな。

昭和38年に東京下谷で「吉展ちゃん誘拐殺人事件」があったが、この作品は似ている。「吉展ちゃん誘拐殺人事件」がモデルになっている。
 

835ページの超長編作品だが、引き込まれるように読み、長さを感じなかった。さすが奥田作品。
 
昨日は朝4時起きで仕事。夏休みシーズンで一人休みのため、いつもより早く仕事開始。地震発生でちょっと嫌な感じだったが、株高、円安で悪くない日だった。1日の値動き幅が8日連続。過去最長を更新したらしい。為替は少し落ち着いてきたが、来週は日本がお盆の関係で取引が減るなか、東京時間からの円高を警戒。
 
仕事を終えてからジム通い。今年144回目。ベンチプレスから始めて5種の筋トレ。筋トレの後、ランマシンで8キロのラン。タイムは62分。ジムへの往復ラン2キロを含め、10キロのラン。今年の走行距離は1,430キロ。
 
昨日の故郷、三重桑名の最高気温が40℃超え。全国でトップ。三重県下で40℃超えは観測史上初とのこと。帰省が今週でなかって良かった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動物学科空手道部卒業 高田トモ!~片川優子

2024-07-18 | Book

片川優子の「動物学科空手道部卒業 高田トモ!」読んだ。動物学科の大学生、高田友恵(→通称、トモ)を主人公にした青春小説第3弾。三年生に進級し、空手部の幹部の一員となったうえ、動物園、動物病院での実習など多忙を極める日々。大学生活で2人目の恋人との葛藤、進路の模索など悩み多き日々・・・。

表紙からも想像できるが、高校生や大学生など若い読者がメインターゲットかな。若い読者は自分の学生生活と重ね合わせて共感、30歳以上の読者は自分の大学時代をプレイバック。

現在、筆者は今年34歳。現在の職業は獣医師と思われるが、この作品は大学生時代に執筆したもよう。モデルとなる人物がいたか、自身の経験によるストーリーかもしれない。大学1年生の生活をストーリー化した第1弾から読むことをお薦め。

動物園、動物病院での実習を通じて、大学生活以外で人脈が広がっていく話、いいね。


動物学科空手部、高田トモ!シリーズは一応、これで完結。このシリーズ以外にも青春小説を書いている。


昨日は仕事を終えてから歯医者の通院。虫歯の治療は5月で終わっているのでメンテナンスのみ。歯石、取ってもらってすっきり。

歯医者を後にしてから自宅周辺を40分ラン。今年の走行距離は1,251キロ。ようやく週末に関東地方も梅雨明けしそう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動物学科空手道部2年高田トモ!〜片川優子

2024-07-11 | Book

片川優子の「動物学科空手道部2年高田トモ!」読んだ。今年になり再読した「動物学科空手道部1年高田トモ!」の続編。

主人公は動物応用科学科のある大学に通う、大学生の高田友恵(←通称、トモ)。前編は新入生の1年生だったが、続編では進級して2年生に。大学の講義、空手の部活、青春小説にはつきものの恋愛、下宿生活などを交えたキャンパスストーリー。若さは可能性と期待と不安の塊!悩んで失敗して真の大人になる!

2年生になると、夏休みに牧場実習があり、トモはクラスメートらと山形の牧場に10日間の実務研修に行くことに。研修生活が最後まで書かれておらず、突然、二学期になり、学祭シーズンの話に。牧場での実務研修の話、結構、良い話だったので山形を離れるまで完結して欲しかった。

下宿生活は自身が大学生活が下宿生活だったせいか、共感できる。空手の部活の話も良い。学園祭で模擬店で焼きそば屋かあ。懐かしさが蘇った。

僕らの時代はライン、メールなど便利なコミニケーションツールはなかった。僕の大学時代、ラインがあったら、当時より遊び過ぎて卒業できなかったかも。


現役獣医師が若い時に書いた作品。自身の体験もかなり含まれている作品かも。作家としてのデビューは13歳の時!

昨日は仕事を終えてから強風のなか、近所を70分ラン。今年の走行距離は1,197キロ。
昨日のマリーンズ、楽天戦、強風を味方につけて大勝。初回、楽天のミスもあり、いきなり8得点のビッグイニングとなり、主導権を握って、終わってみれば18対5。ホームランなしで18得点!2ケタ得点の翌日は打てないジンクス。今日は試合なし。2連戦で良かった!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

走れ外科、泣くな研修医3〜中山祐次郎

2024-07-05 | Book

中山祐次郎の「走れ外科」読んだ。若手外科医の雨宮隆治を主人公にした「泣くな研修医」の続編。シリーズ第3弾。雨宮の医師生活は研修医時代を含め、4年目に突入。シリーズ第3弾は21歳の若い女性ガン患者との交流がメインストーリー。雨宮の後輩女医の西桜寺凛子が大活躍。先輩女医の佐藤玲のサイドストーリーもあり、テンポ良く読めた。現役医師が書く小説だけにリアルで臨場感たっぷり。適度にユーモアを交えていて良い小説だ。このシリーズを読むために感じさせるのは、医療現場の過酷さ。良い社会勉強になる。

第1弾の泣くな研修医はドラマ化され、テレビ朝日で放送された。雨宮隆治役が白濱亜嵐。イケメン俳優の起用か。ちょっとイメージと違う。佐藤玲役が「セクシー田中さん」でベリーダンサーを演じていた木南晴香!演技の幅が広い。

 

396ページの長編小説だが、長さはまったく感じさせない。

昨日はいつも通り朝4時半に起きて仕事。夕方4時半に終了。4日のアメリカ市場が独立記念日で休場になるので、少し楽だった。日経平均株価、TOPIXとも終値ベースで史上最高値を更新。まったく実感ない。一部の大型株とインデックス買いで上げている感じ。癌で闘病中の経済評論家さんが4月頃、日本株は暴落するって言っていたが逆の展開になってしまった。
 
熱は平熱に戻り、喉の痛みもほとんどなくなった。鼻水と咳が少し出る程度。ジョギング程度ならできそうな感じだったけど、家の外に出たのは朝に新聞と夕方に郵便物を取りにいったのみ。たまに、こういう休息日も良いかも。
 
昨日のマリーンズ、北海道のエスコンフィールドでファイターズに連勝。小川が勝ち越しタイムリー。良い選手になってきた。一昨日の試合、欠場した高部が一軍復帰。4安打の固め打ち。ジミー・コルデロが初登板。後半戦の秘密兵器になるか?一昨年まで在籍したマーチンの弟が育成選手で入団らしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逃げるな、新人外科医〜中山祐次郎

2024-06-26 | Book
中山祐次郎の「逃げるな、新人外科医」読んだ。先月、読んだ「泣くな研修医」の第2弾。主人公の雨野隆治(←あだ名は雨ちゃん)は研修医生活を終え、新人外科医に昇格。27歳の新人医師だが、簡単な手術を任されることもあり、さらにプレッシャーが増大。癖のある患者や患者家族との対応に苦慮しながら成長していく姿を描いた作品。第1弾を読んだ時も感じたが、現役の医が書いた作品だけに説得力がある。雨ちゃん、真面目な性格、人付き合いがちょっと不器用で応援したくなる。感情移入してしまう作品。強力、お薦め作品。第1弾から読んで欲しい。
先輩の美人女医、佐藤玲は第2弾でも登場。後輩の研修医、西桜寺凛子、元反社で胸に入れ墨のある患者など新たなキャラクターも登場。
父親の病、合コンで知り合った、はるかとのデートなどサイドストーリーが盛り込まれており、テンポ良く、あっという間に読み切った印象だ。
医者という職業は朝も夜もない。手術後、数時間の仮眠の後、すぐ診察など当たり前の世界。ミスをすれば医療ミスとして訴えられることもある。過酷な世界だ。

診療の間の食事はカレーライスが定番!

昨日は早朝業務のみで日中は土曜勤務の振替休日。午前中、ジム通い。今年114回目。ベンチプレスから始め、5種の筋トレの後、ランマシンで3キロラン。タイムは27キロ。ジムへの往復ラン2キロを含め5キロのラン。今年の走行距離はキロ1,118キロ。

昼前から都内に出て、メトロカード(地下鉄24時間乗り放題、600円)を使って西葛西ー高田馬場ー大久保を巡るミニトリップ実施。詳細は後日、記載しよう。

昨日のマリーンズ、千葉に戻り楽天戦。先発は西野と内。三回裏を終えて5対0と大量リード。5対2で迎えた七回裏、5点を取るビッグイニングを作り、10対2で完勝。中村奨吾がプロ入り通算1,000安打。昨年あたりから打撃不振で叩かれることが多くなってきたが、1,000安打達成。ドラ1で入団で10年目の選手。10年間、1軍に居続けないと達成が難しい記録。ファンから厳しい声も多いけど、あっぱれだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤い砂〜伊岡瞬

2024-06-17 | Book

伊岡瞬の「赤い砂」読んだ。主人公は警視庁、戸山署の刑事課の永瀬遼。国立疾病管理センター職員、鉄道運転手、永瀬の同僚、探偵事務所の所長らが、ほぼ同じ時期に突然、自殺。国立疾病管理センターと大手製薬会社西寺製薬が絡む、連続自殺の真相を探るミステリー小説。

元疾病管理センター職員でクラブホステスの有沢美由紀、気の強い美人。良いキャラクターだ。テレフォンカードが使われていたり、美由紀の父親が美由紀が子供の頃、1970年代に起きた大手企業の爆破事件で亡くなったとの設定。これらのことから物語の設定は1990年代かな。
 
451ページの長編大作だか、長さを感じずテンポ良く読めた。良い作品だ。2020年11月に第1刷が発刊。21年2月には第4刷が出ている。ちょうどコロナ禍の真っ最中の時期。売れた作品であることに納得。この作品以外も読んでみたい。
 

本編の前に登場人物一覧と簡単な人物紹介文があるのが良いね。

昨日は朝6時起き。7時間半睡眠。午前中、ジム通い。今年108回目。ベンチプレスから始めて5種の筋トレ。筋トレの後、ランマシンで4キロのラン。タイムは34分15秒。時間の都合や、一昨日、野球の帰りに右足かかとに少し痛みがあったので少し短めのラン。今年の走行距離は1,048キロ。
 
午後から池袋でタンゴのレッスン&ミロンガ。レッスンは13人参加のグループレッスン。台湾に行く前に参加した時は20人近くいたけど昨日は少なめだった。ミロンガは25人ぐらいいたかな。右足裏の痛みはなかったけど、適度に休みを入れながら対処。楽しめたミロンガだった。
 
昨日のマリーンズ、ドラゴンズ相手に7対2で連勝。ミロンガ途中でちらりとスマホでチェックしたら4対2でリードだった。帰宅後に結果チェックして勝利を知り、にっこり。ドラ1ルーキーがマリンで初打点。ヒーローインタビュー登場。初々しくて良い。一昨日の試合、ヒットは出なかったが、結構、振っている感じはあったので期待していた。マリーンズでは珍しい愛知県出身。大学の頃から三振は少ないバッターと評判だったし、使い続ければ打率は、そこそこ残すと思う。期待大だ。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

波風〜藤岡陽子

2024-05-30 | Book

藤岡陽子の「波風」読んだ。この人の作品は何冊か読んだことがあり、どの作品も高評価、好印象だったので読んでみた次第。

表題の波風を含む7つのストーリーから成る短編小説。どのストーリーも良い話だ。台湾旅行に持参。行き帰りの機内中心に旅行中にあっさりと完読。
 
この作家のキャリアがユニークだ。同志社大学を卒業後、報知新聞社に勤務。その後、アフリカの大学に留学。帰国後、医療関係の専門学校で学んでいる。波風でも医療機関を舞台にしたストーリーが多いが、キャリアから納得。
 
4番目のストーリーの「テンの手」は主人公が実在するプロ野球球団、日ハムファイターズにドラフト9位で入団するストーリー。もちろんフィクションではあるが、実在する球団が小説に登場するのは珍しい。別の作品でもプロ野球が取り上げられることもあるが、読売ジャイアンツの機関誌とも言われる報知スポーツを出している報知新聞社に勤めていた経験があり、野球に対する知識、人脈はかなりあると思う。
 

この人の別の作品も再読してみたくなった。

昨日は午前中〜昼過ぎまで、台北市内をぶらぶら。夕方の便で台北を発ち帰国。帰宅したのは11時。台湾B級グルメ、台湾スイーツなど台湾の話はボチボチと記録していこう。
 
また今日から早朝から夕方まで仕事のルーティンな日々。4日連続、ホテルバイキングの朝食だったせいか、旅行前から3キロ増で帰国。まずは体重を元に戻さねば・・・。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さいごの色街、飛田~井上理津子

2024-05-24 | Book

井上理津子の「さいごの色街、飛田」読んだ。飛田は大正時代から大阪西成区にある遊郭。戦前は日本最大の遊郭として栄えた街だが、今なお、関西の風俗街として残っている。本書は大正時代の飛田から平成の飛田の歴史と今を記したノンフィクション。

著者は1955年生まれで旅、酒場、人物ルポなどをテーマに執筆活動するノンフィクションライター。本作品は2011年に刊行されているが、取材活動はかなり長い年月をかけて行われたようだ。暴力団事務所にアポなしで乗り込んで取材に行くなど度胸満点。この人、肝っ玉、据わっているな。

明治時代から遊郭は東京、大阪、名古屋など多くの地域であったらしい。明治から昭和初期に遊女になる女性は地方から売られれきた女性が多く、ほとんど性の奴隷のような扱いを受けていたようだ。親、兄弟の借金の肩代わりをさせられるため借金漬けからのスタート。明治から昭和初期は女性の仕事は少なかったこともあり、飛田で働く遊女は数千人だったらしい。

当時は性病の知識も少なく、治療も受けられず若死。また過酷な労働に耐えられず、自ら命を絶つ女性も多かった。東京の吉原に慰霊碑があると聞いたことがある。こういう悲しい女の歴史はタブー視され、あまり公になることはないし、ましてや教科書には載らない。

昭和33年に赤線地帯が廃止されるまで遊郭は政府認可だったということか。地図に赤線地帯は赤ペンで線が引かれていたことが赤線の語源とのこと。なるほど。

今、飛田で働く女性はホストにはまって借金漬け、シングルマザーで貧困から抜け出すため、etc。経営者側としては長く働いてもらうため、生活を派手にさせるように仕向けるなどして、この世界から抜け出せなくする策略もあるらしい。薬漬けにする話はなかったけど、覚せい剤などに手を出し、落ちるところまで落ちる女性もいそうで怖い。

 

著者のあとがきも含めると481ページの長大作。去年も2作品を発表している。

昨日は仕事を終えてから近所を40分ジョギング。その後、ジム通い。今年94回目。ベンチプレスは使用中だったのでパスしてプルダウンなど5種の筋トレ。筋トレの後、ランマシンで7キロのラン。タイムは59分。近所のジョギング、ジムへの往復ラン4キロを含め、11キロのラン。今年の走行距離は890キロ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする