石田伸也の「ちあきなおみに会いたい」読んだ。昭和を代表する歌姫、ちあきなおみの知られざれる素顔を紹介したノンフィクション。
僕らが小学生の頃は歌謡番組が全盛期の時代で「8時だよ全員集合」などのバラエティー番組にも歌手が出演し、コントの合間に歌を披露していたせいか、昭和40年代~50年代のちあきなおみのヒット曲は覚えている。
ちあきなおみので代表作は喝采だが、僕の中では「紅い花」が一番。二番が「夜間飛行」、三番が「喝采」。紅い花は彼女がシングル曲として1991年に出した曲。夫で元俳優の郷鍈治が1992年に肺がんで亡くなってから、表舞台から姿を消し、事実上、引退したため、最後のシングル曲となった。
ちあきなおみは、あまり芸能界と深く関わらない人だったようだ。なぜか当時、アイドル歌手あった麻丘めぐみとは親しかったらしい。レコード会社移籍に伴い、一時、音楽活動ができなかった時があり、夫でマネージャー業に転身した郷瑛治と喫茶店「COREDO」を営んでいた時期もあったらしい。
本の最後に年表とシングル曲のディスコグラフィが掲載されている。歌謡曲、演歌、シャンソンまで幅広いジャンルの音楽が歌えるマルチシンガー。晩年はビックヒットがなく、商業的には成功しなかった。彼女が再評価され始めたのは、事実上の引退後にベスト盤や、6枚組のCDボックスが発売となり、ロングセラーになってからのこと。この本も2008年に執筆され、2012年に改題され、文庫本として再販された。ちなみに著者は文庫本発売時、記者。
表紙は伝説もジャズ歌手ビリー・ホリディを演じた一人ミュージカルの時の写真。
昨日は朝3時半に起きて在宅勤務。仕事を終えてからジム通い。今年11回目。20分のベンチプレスを挟んでランマシンで10キロラン。ジムへの往復3キロランを含め、13キロのラン。今年の走行距離は225キロ。
帰りに今日、最終営業を迎える千成亭に寄ったら、長蛇の列だったので断念。いよいよ今日で39年の歴史の幕を閉じる・・・。