【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

私の中の 「赤毛のアン」

2008-01-10 17:33:50 | 心の宝石箱




   今朝も、まだ明けやらぬ空には、
  一際輝く明けの明星。
  そして日の出と・・。

   昨日とほぼ変わらぬ空が、
  そこにありました。

   見事に、な~んにもない空。
  穏やかな春の空がそこにあります。

   「このお天気も今日までですので、
  今日は大きな物を洗って
  置いた方が良いでしょう」

   ラジオのアナウンサーの声に慌ててシーツを・・。
  今日は、洗濯の予定はなかったのに、単純な私です。

   



「この頃じゃ母さん、昔風の冬は来ないらしいね。」
                                         【「炉辺荘のアン」 第13章】

   



   つい先日も記したと思うのですが、
  100年前の 『アンの世界』 でも既に子供達が
  このような言葉を放っています。(これは、アンの息子、ウォルターがアンに)

   今、盛んに温暖化現象が叫ばれていますが、
  その傾向は長い時を経て、少しずつ、
  少しずつ進んで来ていたのでしょうね。

   どうして人間は、手をこまねいて、
  これまで何もして来なかったのでしょう。
 
   今、この 『赤毛のアン』 を折に触れ、
  読み直しているのですが、内容は決して古くはないのです。
  それこそ、名作と言われる所以(ゆえん)なのでしょうね。

   翻訳も色々な方がしていらっしゃいますが、
  個人的には、村岡花子訳が一番好きです。

   他の方のも読みかけましたが、
  途中でつまらなくなってやめてしまいました。

   平易で、分り易いのはいいのですが、
  そこまで説明しなくても・・というのも。

   それこそ、アンの言う 「想像の余地」 くらいは、
  残して置いて欲しい・・なんて思ったものです。

   そして何より・・(村岡花子訳) 文中の会話が、
  思わずうっとりするような、美しい言葉遣いです。

   時代と共に言葉も変わると言われますが、現代の言葉遣い、
  果たして耳に心地良いでしょうか・・。
  私には、どうしてもそのようには思えないのです。

   巷で飛び交う省略語や性別不明の乱暴な言葉。
  全てが悪いとは言いませんが、こんなに美しい日本語があるのに・・
  と、ついつい思ってしまうのです。

   この 『赤毛のアン』 シリーズは、全部で10巻あります。
  子供の頃に読んだアン、青春期、結婚後・・
  と、視点が変われば、その時々で違った発見があります。

   それに、アンの一生が描かれていますので、
  アンの中に自分を投影したりした事も、ままあります。
  人によって様々な楽しみ方が、あるのでしょうね。



   ところで話は、
  ガラッと変わって。

   私は、ほとんど毎朝、
  FM を聴いて過ごします。

   大体10時頃には消すのですが、
  今日は、なぜかそのままにして
  いました。すると・・。

   「霧のない摩周湖」 
  ~という曲が流れて来たでは
  ありませんか・・。

   男女のデュエットで、
  “摩周湖は晴れ渡り
  霧のない摩周湖・・”~ 
  と、歌っているのです。

   その歌詞が、とても可笑しくて思わず、大笑いしてしまいました。
  こんな曲、ご存知でしたか? (右の写真は、昨日の黄昏の空)