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朝、新聞を取りに玄関先に出ましたら、路面は濡れていました。
今日は、久し振りに太陽が・・と、思ったのも束の間・・・。
生憎、雪が降ったりやんだりの一日になりました。
それでも、起床時の居間の温度は、今日も13℃。
それほどの寒さは感じません。
それより冒頭の写真。もう、とっくにお気付きですね。
今日こそ、いつもの前置きを、
だらだらと述べるつもりは、ありません。
昨日から、この写真に、
すっかり魅せられてしまっている私がいます。
これこそアンが、サマーサイドの中学校(校長として赴任)から、
クリスマス休暇でアヴォンリーに帰った時、
グリーン・ゲイブルスのアンの家を、
丘の上から見渡した光景そのものではありませんか。
写真は、無理を言って、
《森の時計と丘の風》 kenさん から、お借りしたものです。
本当に有難うございます。
「この街道で、あたしがいつも急に
『家へ帰って来た』 と感じる場所が一ヶ所あるのよ。
それは次の丘の頂上なの。
そこからグリーン・ゲイブルスの灯りが見えるのよ。
今、あたし、マリラがあたしたちに、
どんな夕食を用意していてくれるのかしらと、
考えているところなの。ここから匂いが分かりそうだわ。
ああ、家へ帰るって、
嬉しい ―― 嬉しい ―― 嬉しいものね?」
【「アンの幸福」 2年目 5.】
アンの弾んだ嬉しそうな声が、すぐそこに聞こえて来そうですね。
しかもこの場所は、プリンス・エドワード島ではなく、
日本の中の 『アンの世界』 なのですから。
北海道が日本の中の 『アンの世界』 と重なる事は、
以前 にも、きたあかりさんのブログなどで、
感じさせて頂いておりました。
でも、これほど酷似した場所があろうとは・・・。
その場所とは・・・北海道のほぼ中央に位置する、美瑛です。
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夜明けだとの事。
でも、そっくりそのまま、
夕方だと思っても、
ちっともおかしくありませんね。
それこそ、暖炉には赤々と、
炉火が燃え、マリラがアンの帰りを
今か、今かと首を長くして待っている
姿が、容易に想像出来ます。
そして・・。これもその 『アンの世界』 で、
良く出て来る描写、紫色の光景。
そして、白い夜明け・・・。
ヴェールに包まれた幻想的な紫色の世界が、
そこに広がります。
「・・・階下に暖炉のある素晴らしい居間があって、
それから港を見下ろす食堂と、
僕の診察室向きの小さな部屋が、あるんだよ。・・・」
【「アンの夢の家」 第1章】
同時に、こんな家は、私にとっても 「夢の家」 です。
ここでの港は海ですが、海はなくても構いません。
近くに湖があれば・・・。