【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

冬の午後はホッ!と タイム

2008-01-21 16:04:07 | ハーブと香り雑学




   



   カーテンを開け、おもむろに雨戸を開ける・・・。
  そこには、一面の銀世界! の筈・・でした。でも・・・。

   眼前には、いつもの朝と同じ光景が広がっています。
  通勤や通学の方には申し訳ないのですが、
  微かな? 失望感があったのは事実です。

   



   “ぐっすり眠っている赤褐色や灰色の野や森に、
  白い花びらが、ひらひらと舞い始めた。
   間もなく遠くの山腹や、丘には紗のような肩衣かたぎぬがかかり、
  ぽおっとした幽霊のように見えた。
   それは、あたかも色青ざめた秋の花嫁が、
  髪に霧のヴェールを被り、
  冬の花婿を待ち受けているかのようだった。”

                                  【「アンの愛情」 第7章】

   


    実を言いますと、こんな光景を期待していたのです。
  でも、3年前の大雪の日には、駅までのバスも止まり、
  歩いて出掛けた事を思えば、これで良かったのですね。

   聞こえるのは、さくさくと雪を踏みしめる音だけ・・。
  耳や手も泣きたくなる程冷たく、約40分の道程が、
  2時間にも3時間にも思われ・・。

   昨日の段階では、平野部でも10㎝位、
  積もるなんて言っていましたから。

   それにしても、予期していれば、
  あまり寒さも感じないものですね。

   こんな事からも、何かに遭遇する時、いきなりと、
  ある程度の心の準備が出来ている時の差が分かります。
  尤も気温自体、昨日よりは今日の方が若干高めですが・・・。

   さて、昨年末は、アロマキャンドルに明け暮れました。
  もう一つ、この季節になると無性に恋しくなるもの、それはお香です。

   毎年、この時期になると、集中的に焚いていますので、
  懐かしい空間に戻って来た・・そんな気持ちにさせられます。
  そして、同時に香りで季節を感じてもいます。

   今日、一番最初に取り出したのは、やはり薔薇香。
  クレオパトラも愛した薔薇ですが、この 『花貴香』、
  爽やかで好きな香りです。

   オイルは高価なので、なかなか手が出ませんが、
  これだと手軽に楽しめるのでいいですね。

   それに、立ち昇る薄青い煙をただ訳もなく
  ボ~ッと眺めているだけで、不思議に寛ぐのです。

   バックにモーツァルトの音楽なんかがあったら最高ですね。
  香りも、夢や音楽のように儚いもの。
  そんな儚いものばかりに憧れている私です。

   そうそう、紅茶片手に・・
  眺めているだけでも優雅な気分にさせてくれるレース編みの本。

   パラパラとめくっていますと・・。
  “三角形のモチーフ6枚で、雪の結晶を・・”
  ~そんな作品を見つけました。

   雪が降らないなら、白いレースで、
  雪の結晶を作ればいいのですよね。題して、「静かなひと時」。

   雪の結晶をレース糸で、1片ずつ、1片ずつ・・
  繋ぎ合わせるなんて、何とロマンティックなのでしょう!

   単純作業で、私の性格には合いませんが、
  今作っている物が終わりましたら、
  久し振りに挑戦してみましょうか・・。