【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

冬の薔薇

2008-01-20 16:50:45 | 四季のスケッチ
   この冬、寒さを毎日
  更新しているようです。
  と言っても、あくまで私の基準。

   今日の空は、一面真珠色の空です。
  昨日は、太陽が顔を出していましたのに、
  今日は引っ込んだまま。

   それでも雪は降っていません。
  雪どころか、今外を見ましたら・・。
  雨になっていました。冷たい雨です。

   “凍えた両手に息を吹きかけて 
         しばれた身体を温めて・・・” 


   暖かい部屋で、何気なく聴いていました、
  松山千春のこの歌の環境は、相当な寒さなのでしょうね。

   


   “すみれの丘の白い窪みの上で、
  西の空が炎のように赤く燃え、
  アンは居間の暖炉に岩楓の薪を燃やして座っていた。
  炉火というものは、いつ見ても美しいものだと思った。”
   
                                【「炉辺荘のアン」 第12章】

   


   この所、暖炉に拘(こだわ)っていますが、
  今ではヨーロッパでも、昔風の使い方では使われていないのでしょうね。

   その暖炉には、薪や石炭の代わりに、
  電気やガスのヒーターが置かれているようです。

   それでも暖炉があれば、雰囲気が全然違いますものね。
  居間には、赤々と燃える暖炉があり、
  そこにいつも薫り高い紅茶の香りが漂っている・・。
  どうしても、そんな光景が浮かんで来ます。

   そうそう、イギリスなどでは、電気などの代替品でも、
  薪や石炭を模した物が使われているようです。
  代替品でも、そこにノスタルジーを感じるのでしょうね。

   その代替品、日本にもありますが、
  器具も然る事ながら、電気代が、べらぼうに高い・・。
  何だか、夢のない話になってしまいました。

   ところで、相も変わらず薔薇の話。
  つい先日、ガクを水平にして、開花寸前・・とお伝えしたのですが、
  今日は又、それを心なしか上に上げたような気がします。

   折角綻びかけたのに、さすがの薔薇もこの寒さに、
  ちょっと震えているようです。
  先程から冷たい雨も降り出して来ました。

   いつも凛としていて、何事にも動じない薔薇なのですが、
  今日は、泣いているようにも見え・・・。
  (写真、暗くなってしまいました。高く高くそびえています)