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【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

悠久の時の流れに・・

2009-01-07 18:18:18 | 趣味の器(壺)~その他


   




ここ二、三日、暖かかったのですが、今朝は、ぐっと冷えました。
おまけに、陽射しもありません。

微かにオレンジに染まり、夜明けの空と見まがう空も、
とっくに日の出の時間を過ぎています。

それもその筈、小寒(5日)を過ぎ、これから寒さは、いよいよ本番ですものね。
そんな中、いつもと違って、おずおずと遠慮深そうに顔を覗かせた太陽・・。

でも今日は、ほとんど雲に隠れていた方が、多かったようです。
太陽にも、実に様々な顔がありますね。

ところで、今日のような冬の寒い日・・。必ずと言っていいほど、思い浮かぶもの。
それは、暖炉です。この季節になると、無性に暖炉に対する憧れが膨らんで来ます。

   




“・・・すみれの丘の白い窪みの上で、
西の空が炎のように赤く燃え、
アンは、居間の暖炉に岩楓のまきを燃やして座っていた。
炉火というものは、いつ見ても美しいものだと、アンは思った。
それは悪戯いたずら好きで、思いもかけない事をする。
部屋の一部がパッと現れ、又去った。絵が浮かび出て、又消えた。
影が潜んだり、跳ね出したりした。・・・・・”

                    【「炉辺荘のアン」 第12章】









という訳で・・。
その暖炉の前で、お茶を頂く事に
しました。これは勿論、空想です。



「空想には、節約の必要
が、ないからいいわ。」


   

と言ったのは、 アン ですが、
本当にその通りですね。

今日は日本茶です。でも、紅茶風の頂き方で。
となると、BGM は欠かせません。

さすがに、一時の 「海の上のピアニスト」 は、飽きました。
取り出したのは、ヘンデル作曲、パイヤール室内管弦楽団演奏の、「オルガン協奏曲」。

いつものテーブルには、グリーンのテーブルクロスを敷きました。
(探していたそれが、出て来ました) その上から去年の秋に仕上げた、
【レースのクロス】 を。

蝋燭を灯し、今日はお香(珈琲の香り)を。そして、香炉も変え、庭のパンジーを手折り・・。
準備完了。やはり、これらの小物は、お茶タイムには、欠かせません。
黙っているけれど、なぜか色々な事を語りかけてくれるような気がしてなりません。

そうそう、コップは今日も大好きな萩焼で。茶託は、「たち吉」 の漆器です。
今、読んでいる小説、『世に棲む日々』 も、萩が舞台ですから丁度いいですね。

気分は・・私も・・幕末の萩に、います。ちょっと騒々しい? ようですけれど・・。
でも・・女、子供には、あまり関係ありませんから、いいですね。