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【ローズ・ゼラニウム】
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思わずブルル・・!
起床時の居間の温度は10度。
それほどでもありませんね。
午前 8 時頃とお昼前、チラチラ
雪も降り出して来たのですが、
それも、ほんの申し訳程度。
なかなか本格的な雪という
訳には、参りません。
そうそう昨夜は・・。
お月様、どこにもありませんでした。
お星様は、大層綺麗でしたのに・・。一体どこへ行ってしまったのでしょう・・?
キツネにつままれたような・・そんな気分だったものです。
“月夜ではあったが、空には灰色の雲が厚く垂れ込め、青白い、
灰色の光の中に荒涼とした風景が無情に広がっている。”
【「エミリーはのぼる」 第10章】
昨夜の空は、↑ このような空とは違います。晴れていましたもの。
偶々、雲の中にすっぽり隠れていたのかも知れませんね。
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今ではすっかり青空です。
しかし、寒くて・・。
今日も私は、ストーブの
前から1歩も動く事が
出来ません。
いいえ、暖炉の前から・・
でしたね。
それなら・・と、
『カフェ 「薔薇の詩
(ポエム)』 のオープンです。
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今日は和で。カップは、清水焼。
これは、弟からのプレゼントです。
ついつい忘れてしまう、ティーベル
代わりの土鈴は、但馬(たじま)焼。
素焼ですが、何ともユーモラスな顔をしています。
テーブルセンターは、又々、帯で。奇しくもカップの朱と合わせる事が出来ました。
意外に素焼にも合いますね。
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“暖炉の火 と
いうものは、
いつでもいいものだが、
嵐の夜には10倍もいい。
・・・黒い樹木を背景に
斜めに静かに降って来る
雪には不思議な美しさが
ある。・・・”
【「エミリーはのぼる」 第16章】
白樺と落葉松に囲まれた、
1軒のログハウス。標高千メートル。
目の前には、日本のキリマンジャロ、御嶽山を望み、すぐ側には小川が・・。
冷たい水ですので、夏にはジュース・・野菜だって冷やしましょう。
振り向くと遥か遠くには、乗鞍山と木曾駒ヶ岳が見えます。
家の中は、暖炉の火がパチパチと燃え、暑いくらい・・。
暖炉の火で、火照(ほて)った身体と顔を冷まそうと、ベランダに出ると外は雪・・。
「いつの間に降り出したのかしら・・?」
こんな他愛もない事を呟いて・・。私の夢・・。