

なりました。その空は又々、
5色のグラデーション。
しかしながら、朝の冷えたこと!
でも、そんな寒さも忘れて、
思わず見惚(と)れていました。
家々の屋根(スレート葺き)
には、薄らと白い霜が・・。
ひょっとしたら雪かも知れません。
昨日の天気予報では、今日は、
気温、グンと冷えるなんて言って
いました。

寒さも和らいでいるように
感じていたのですが、
案の上、午後から雲が・・。
こうなると途端にブルブル・・。
太陽の有り難さが身に沁みます。
こんな調子でしたら、今夜辺り、
アン の、次のような文章に、
お目にかかれるかも知れませんね。
“・・・今夜は雪になりそうです。
あたしは雪になりそうな晩が好きです。
風は、「小塔や木々」 の間を吹きすさみ、あたしの居心地の良い部屋を
一層、居心地良くしております。
最後の金色の葉が今夜、柳から吹き散らされる事でしょう。・・・”
【「アンの幸福」 最初の1年4.】
ところで、先日来からお伝えしています、司馬遼太郎著 『世に棲む日々』(全3巻)。
3巻の半分辺りから、一向に進みません。
野暮用が多く、ゆっくり読書に時間が取れない事が、そもそもの原因なのですが、
音読、しかも・・朗読者になったつもりで? 読んでいますので、
読めない漢字を、そのまま放って置く訳にも行きません。
昔の本ですので、ルビが振っていない漢字も、多いのです。
その都度、辞書で調べ・・。これが思いの外(ほか)、時間がかかります。
例えば、どんな漢字かと申しますと・・。
①麾下 ②謀る ③膺懲 ④杣道 等など・・。
⑤烔眼 ⑥馴致 ⑦諧謔 などが、かろうじて読めた程度というお粗末さ。
それも、想像力を駆使したあげくの事ですから、何をか言わんと言った所でしょう。
【答え : ①きか ②はか(る)③ようちょう ④そまみち ⑤けいがん ⑥じゅんち ⑦かいぎゃく】
折角ですので、これらの意味も記して置きますね。
【①将軍直属の部下 ②もくろむ ③討ちこらしめる事 ④草木の茂った道 ⑤鋭い目つき
⑥なれさせる事 ⑦人を笑わせる話】
これが目読でしたら・・きっと、そのままスルーでしょう。
こうなると、小学生の時、音読させられた意味が良く分かります。
でも、この方法、お勧めです。意外に楽しかったりするのです。
以前、新聞記事にも取り上げられていましたが、ボケ防止にもなるそうです。