【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

焔色に染まった冬の日

2009-01-25 17:17:17 | 心の宝石箱

【三色すみれ】




昨夜辺りから一段と冷え込んで
来たと思いましたら・・。

今朝は、
周辺の家々の屋根に薄らと雪!
  
今年は去年のように
本格的な雪はまだですが、
それでも寒さに変わりありません。

折角、太陽が顔を覗かせても、
その都度、厚い雲に覆われ、
やっと顔を出したのは、午前8時頃。

それでも、お日様って有り難いですね。
光に包まれると、途端にパ~ッと優しい光景が広がりますから。



こんな訳ですから、折角のいい
機会でしたのに、↓ のような
光景には、ついぞ、
お目にかかれませんでした。

それにしても、
何とロマンティックなのでしょう!

   









“ぐっすり眠っている赤褐色や灰色の野や森に
白い花びらがひらひらと舞い始めた。

間もなく、遠くの山腹や丘には紗のような肩衣かたぎぬがかかり、
ぼおっとした幽霊のように見えた。
それはあたかも、色青褪めた秋の花嫁が髪に
霧のヴェールを被り、冬の花婿を待ち受けているかのようだった。”

                  【「アンの愛情」 第7章】







   




さて、今日は家の中にどっぷりです。
今日のように寒い日は、どこにも出掛ける気がしません。

家から一歩も出ないで、気ままに過ごす休日も偶にはいいですね。
こんな日は、暖炉? の傍で、パチパチはじける音・・
いいえ、薪のはぜる音を聞きながら、読書がいいですね。~なんて・・。

『世に棲む日々』 を、やっと読み終わって、息抜きに読み始めたのは・・。
夏樹静子著 『量刑』。私にとっては、お得意の推理小説です。

特に松本清張、森村誠一、そしてこの夏樹静子の3人は、私の中のベスト3。
ほとんど読んでいると言っても過言ではありません。
(尤も、ここ何年かはご無沙汰ですが・・)

これも、もう癖になって音読していますが、さすがに読めない字はありません。
なので、スイスイ・・。結構分厚い本ですが、もう半分近くまで読みました。

内容は、ふとした事から起こしてしまった交通事故。
ごく普通の生活を送っていた主人公の女性が、轢き逃げ、
おまけに死体遺棄までしてしまう・・。

交通事故というものは、得てしてそんなものですが、
(轢き逃げ、死体遺棄は別にしても)日常的に起こり得る事で、
ある意味、戦慄ものです。

それが、あまりにも悪質で残酷だという事から、死刑を求刑され・・。
しかし・・そこには、秘められた重大な真実が・・という具合に、ハラハラドキドキ・・。

その裁判の全容が細かく描かれた、小説です。
折しも裁判員制度も、もうすぐスタートします。まさに今、ぴったりの本ですね。