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今朝は昨日より更に1度低い11度となりました。(居間の気温)
ただ昨日と違うのは、空に1点の雲もない快晴だという事。
太陽の光が、ふんだんにあるという事は、
本当に有り難い事ですね。
今朝の気温は今季一番の寒さとなりましたが、
体感的には随分、暖かい気がします。
「ああ、小父さん、素敵な朝ね。
神様がご自分でただ楽しみのために描いた
絵のような世界じゃないこと?
この木ったら、あたしのひと吹きで吹き飛びそうだわ――フッ!
あたし、白い霜ってものがある世界に住んでいて本当に嬉しいわ。
そうじゃない?(略)
【「赤毛のアン」 第18章】
そうそう昨日の紅葉、今朝もまだ散っていません。
心なしかピンと張っていた葉は、少し縮んだよう。
他の枯れた葉のように、このまま枝にくっついたまま最期を迎えるのか、
それとも潔く地面に舞い降りるのか・・少々考えさせられます。
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さて、今日の話題。
こちらのアガサ・クリスティー作 「クリスマス・プディングの冒険」 を
取り上げるのは、今日で3回目ですね。
短編集ですので既に読了していますが、
前回も申しましたように、こちらの作品はクリスマスのご馳走本です。
前回は、クリスティー自身が “シャーベット” と呼んでいる、
「24羽の黒つぐみ」 を取り上げましたね。
今日は、これも “選り抜きの添え物料理” の中から
「グリーンショウ氏の阿房宮」 を。この本では唯一、ミス・マープルが主役です。
ミス・マープルと言えば・・。
揺り椅子と編み物、お茶・・が定番。お得意の推理力が冴えます。
阿房宮とは建物の事であり、“阿呆” も連想されますね。
それは美術的にも価値が高いお屋敷であり、老嬢が家政婦と庭師と共に住んでいます。
老嬢は家政婦に全ての財産を譲るとの遺言書を作成。
その矢先、老嬢が矢を放たれて殺される・・というストーリーです。
今回は、料理は殺人事件に関係ありません。
でも、ここでもクリスティーお得意の植物が謎解きのヒントになります。
例えば、こんな風に。~ミス・マープルの言葉
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「なずな、雪の下、えにしだ、釣鐘草・・・・・ さあ、これで私に必要な証拠が、残らず揃ったという訳だわ。 昨日の朝、ここで草を摘んでいたのは、庭の事など、 分かる人ではなかったのよ。 雑草と一緒に、大事な草の方まで抜いてしまっているのですもの。 これで、私の意見の正しい事が証明出来たって訳なの。 お礼を言うわ、レイモンド。ここへ連れて来てくれた事によ。 私、この場所を自分の目で確かめてみたかったの」 |
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クリスティーと言いますと、今ではお目にかかる事の出来ない、
古風で優雅な社会を描いているから好きなのです。