今朝は何もない空で明けました。気温も昨日と同じ12度。
有り難い事に今日も太陽は日光を出し惜しみしていません。
この時間になっても雲、一つありません。
今朝は少々、底冷えの感があったような気がしたものですが、
風もなく、日溜りはまるで春のようです。
そうそう、「最後の一葉」 となってしまった例の紅葉(もみじ)。
どうやら枯れたままそこに留まる運命を選んだようです。他の仲間と共に。
さて、性懲りもなく今日も薔薇の話題を。
と言いますのも、摘み取って4日目になるリラ版 「白い貴婦人」。
花びらをより広げ、一段と大きくなったそれが、
相も変わらず香り高い芳香を放っているからです。
“香りのない薔薇は、笑わない美人のようだ”
~とはアメリカの薔薇専門家の言葉ですが、
この季節の薔薇が、一番香るというのは本当なのですね。
薔薇と言えば、昨日も記しましたように、
マリー・アントワネット、エリザベートなど、
肖像画の中でも必ずと言っていい程、薔薇を手にしたり背景にしています。
彼女たちは帽子、ドレス、靴、ジュエリーなど
様々なアイテムにこの薔薇を取り入れて来ました。
それは以前観た映画、キーラ・ナイトレイ扮する 「ある公爵夫人の生涯」 でも。
活きた薔薇は勿論の事、コサージュやネックレスなど
ある時はさり気なく又、ある時はゴージャスに髪や胸元を飾り・・。
それが又、大層素晴らしく思わず目を奪われたものです。
という訳で、今日は薔薇のコサージュを引っ張り出して来ました。
ついでにテーブル周りも薔薇の小物で。
今日はビーズのバッグに合わせて薄い色にしましたが、
冬らしい濃い色の薔薇は、セーターなどに付けて楽しんでいます。
しまい込んでいても仕方ありませんものね。
ところで余談ですが、薔薇をこよなく愛し、
薔薇の詩も沢山残したオーストリアの抒情詩人、リルケ。
何と薔薇の棘で刺した傷が原因でこの世を去った・・という逸話があるそうですね。
奇しくも 【先日】、こちらで紹介した詩こそ、彼の墓碑銘に刻まれているそうです。