思わず寒い!
と思って目覚めた朝は14度。
“アレッ!? 最近、感覚が
おかしくなったのかしら・・?”
~なんて、のたまったものです。
そう言えば今日は昨日以上の
暖かさ・・と、天気予報では
言っていましたっけ。
路面が濡れていましたから、
パラッと来たのでしょう。
でも、その後は太陽が今日も
幅をきかせています。
ほどなくしてストーブは暑く
感じましたから、やはり今日は
暖かいのだと納得してみたり。
昨今の気候の変動に、
脳内スイッチもおかしくなって
来たのかも知れませんね。
ともあれ、日中は本当に暖かくなりました。
この気温は1ヶ月前の気温だそうですから、今日はまさに小春日和ですね。
庭の蕾の薔薇も、太陽の光を受けて殊の外、嬉しそうです。
こんな風ですから、つい季節も見失いがち。気が付けば12月も20日。
後、10日でお正月なんて、とても信じられません。
さて、そんなこんなで一向にはかどらない部屋の掃除。
ようするに物が多いという事ですが、
全然覚えのないこんな物が出て来ました。(冒頭の写真)
春慶塗の菓子入れと、どこの産地の物か分からない漆塗りの平皿。
そう言えば以前にも 【春慶塗の菓子入れ】 はこちらで紹介しましたね。
(六角形で確か柿の葉寿司を入れていました)
ところで、12╱7付の新聞記事が少々気になりました。
最近の子供達は食器の名前は愚か、一様に皿だと思っているのだとか。
例えば学校給食の現場では、
「先生! ご飯を入れる皿下さい」 という風に。
ようするにご飯を盛るのは 「茶碗」、お茶を飲むのは 「湯呑」 という
言葉すら知りませんし、別にその事を不思議にも思わないそうです。
言うまでもなく、日本には和洋陶器のみならず、
木製品の漆器に至るまで、奥が深い事は周知の事です。
又、日本料理では盛る器を選ぶにも繊細な感覚が
必要な事は言うまでもありません。
尤も創作料理などでは意外な組み合わせもありますね。
実際、私なども菓子入れにお寿司を入れたりしたものです。
でも基本を知った上での創意工夫と知らないままのそれは違う・・
と思うのは考え過ぎでしょうか・・。
ただ最近では何事につけ、自然に伝わる・・
という事がなくなりつつあるようです。
箸の持ち方一つとってもそうですし、
暗澹(あんたん)たる気持ちになるのは私だけでしょうか・・。
これからは伝えたい事は意識して教えて行かない限り、
伝わらなくなってしまうのでしょうね。