【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

木の粋~漆器

2010-12-20 17:27:17 | 趣味の器(壺)~その他


   思わず寒い! 
  と思って目覚めた朝は14度。

   “アレッ!? 最近、感覚が
  おかしくなったのかしら・・?”
  ~なんて、のたまったものです。

   そう言えば今日は昨日以上の
  暖かさ・・と、天気予報では
  言っていましたっけ。

   路面が濡れていましたから、
  パラッと来たのでしょう。

   でも、その後は太陽が今日も
  幅をきかせています。

   ほどなくしてストーブは暑く
  感じましたから、やはり今日は
  暖かいのだと納得してみたり。

   昨今の気候の変動に、
  脳内スイッチもおかしくなって
  来たのかも知れませんね。

   ともあれ、日中は本当に暖かくなりました。
  この気温は1ヶ月前の気温だそうですから、今日はまさに小春日和ですね。
  庭の蕾の薔薇も、太陽の光を受けて殊の外、嬉しそうです。

   こんな風ですから、つい季節も見失いがち。気が付けば12月も20日。
  後、10日でお正月なんて、とても信じられません。

   さて、そんなこんなで一向にはかどらない部屋の掃除。
  ようするに物が多いという事ですが、
  全然覚えのないこんな物が出て来ました。(冒頭の写真)

   春慶塗の菓子入れと、どこの産地の物か分からない漆塗りの平皿。
  そう言えば以前にも 【春慶塗の菓子入れ】 はこちらで紹介しましたね。
  (六角形で確か柿の葉寿司を入れていました)

   ところで、12╱7付の新聞記事が少々気になりました。
  最近の子供達は食器の名前は愚か、一様に皿だと思っているのだとか。

   例えば学校給食の現場では、
  「先生! ご飯を入れる皿下さい」 という風に。
  
   ようするにご飯を盛るのは 「茶碗」、お茶を飲むのは 「湯呑」 という
  言葉すら知りませんし、別にその事を不思議にも思わないそうです。

   言うまでもなく、日本には和洋陶器のみならず、
  木製品の漆器に至るまで、奥が深い事は周知の事です。
  
   又、日本料理では盛る器を選ぶにも繊細な感覚が
  必要な事は言うまでもありません。

   尤も創作料理などでは意外な組み合わせもありますね。
  実際、私なども菓子入れにお寿司を入れたりしたものです。
  
   でも基本を知った上での創意工夫と知らないままのそれは違う・・
  と思うのは考え過ぎでしょうか・・。

   ただ最近では何事につけ、自然に伝わる・・
  という事がなくなりつつあるようです。
  
   箸の持ち方一つとってもそうですし、
  暗澹(あんたん)たる気持ちになるのは私だけでしょうか・・。
  
   これからは伝えたい事は意識して教えて行かない限り、
  伝わらなくなってしまうのでしょうね。