クリスマスの今日は、
こんなにくっきり、
ハッキリした空で明けました。
凛とした空、空気。
この “凛と・・” という言葉、
好きな言葉の一つですが、
今朝ほどこの “凛” を
感じた事はありません。
今年のクリスマスは、
各地でホワイトクリスマスに
なったようですね。(主に日本海側)
こちらは相変わらずグリーン・クリスマスですが・・。
この冬1番の寒さという事ですが、それでも起床時の気温は12度。
とは言え、今日の最高気温は5度との事ですので、真冬並みの寒さですね。
さて先日来からお伝えしています、
アガサ・クリスティーの短編小説、「クリスマス・プディングの冒険」。
これまで 「シャーベット」(24羽の黒つぐみ)、
「選り抜きの添え物料理」(グリーンショウ氏の阿房宮) と召し上がって来ましたね。
クリスマス当日の今日と致しましては、
いよいよこの短編集のタイトルでもある、「メーンディッシュ」 の登場です。
クリスティー自身、クリスマスの想い出は格別のものがあったようです。
それは大層、愉しく素晴らしいものだった・・と、この本でも語っています。
そうそう、その物語とは・・。
ある外国の王子が由緒ある高価なルビーを女性に騙し取られます。
それが王子の手許に戻らなければ、政治上の悲劇的な結果を招く可能性が・・。
そこでポアロが、そのルビーを取り戻す事を依頼され、
くだんの女性が隠れているらしい屋敷に客として潜り込む事になるのです。
そこで待っていたものは・・。
~なんて。今日はクリスマスですから物騒な話はいいですね。
その代わり、英国の昔ながらの古風なクリスマスに目を向けてみる事に致しましょう。
その古風なクリスマス。
ポアロが客として滞在する事になった、
そのお屋敷に住むレイシー夫人の言葉を借りますと・・。
「(略) 吊り下げた靴下だの、カキのスープや 七面鳥 ―― 煮たのと焼いたのとの、 2種類の七面鳥料理 ―― それから指輪だの、 独身者用のボタンだのの、いろんな物を入れた、 プラム・プディング 。 近頃は6ペンス硬貨は入れなくなって いるんですよ。もう純銀ではありませんからね。 でも、デザートは昔のままで、 エルバス・プラムや、カールズバッド・プラム、 アーモンド、レーズン、砂糖漬けの果実、生姜。 おや、まあ、これではまるでフォートナム・ アンド・メイスンのカタログみたいですわね」 |
いかがですか? あのポアロでさえ、よだれが出そうと言っています。
ところで私は・・と言いますと、今日もアロマタイム。
ラベンダーの葉っぱや薔薇の花びら。このスタイルにハマっています。
オイルもいいですが、目で見る事の出来る喜び。暖房もエアコンは苦手。
勿論一番いいのは暖炉ですが、火と炎をこの目で見たいのです。