【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

日溜りに咲く冬の花

2010-12-27 18:00:08 | 香る庭の花綴り

【山茶花の花】




   昨日とほぼ同じ気温で迎えた今朝は、
  雲一つない晴れ渡った空。

   しかしながら昨日までに感じた、
  思わず身を縮めたくなるような
  風の冷たさはありません。
  日溜りの心地良さ。

   そう言えば、昨夜も
  「昨日の寒さとは違うわね・・」
  などと話したものです。

   どうやら、ほんのちょっとだけ
  寒さは緩んだようです。

   さて、この処の私は昼も夜も、
  それこそ明けても暮れても
  薔薇、ばら・・で他の花には
  すっかりご無沙汰です。

   その陰で山茶花は咲き、
  カランコエは、
  それこそ無数の花芽を付けています。

   尤も今年に限って、カランコエは1年中。
  でも、これだけの蕾の数は、カランコエが冬の花である事を教えてくれています。

   山茶花に至っては、“今年は咲かないのね・・”
  ~なんて思っていたのですから、何をか言わん・・といった処ですね。
  しっかり薔薇と紅葉の木の向こう側で咲いていました。

   そう思って見るからでしょうか・・。
  山茶花の花は、どこか淋し気で控え目な花のような気がしてなりません。

   「山茶花に移らむ心ひそと居り」 ~汀女
  とは言え、この句もそうですが、そんな風に思うのは私だけではなさそうです。

   花言葉の 「理想の恋 」 もそんな花の風情・・
  浮わつく事のない、この花の真情を表したのかも知れませんね。








【「姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)」】


   




   ところで、こちらの「姫蔓蕎麦」、
  庭に初めてその存在を確認した、【あの日】 からずっと咲いています。
  背景は、緑からすっかり冬枯れの色ですけれど。

   薔薇のような華やかさはないけれど、金平糖のような可愛い花。
  いつもその存在は視界にあり、癒やされていましたのに・・。
  久し振りに感謝の気持ちを込めて写真 UP です。