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その年の 11月 は東風と霧の 陰気な月であった。 時には砂州の向こうの灰色の海を よぎったり、又は漂って来る 冷たい霧の他何もない日もあった。 身を震わせているポプラは 最後の葉を散らしてしまった。 庭は枯れ、色や個性は一切なくなっていたが、 アスパラガスの床だけは 今なお美しいジャングルのようだった。 【「炉辺荘のアン」 第29章】 |
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空の上を蓋(ふた)を
したように雲が覆って、
いかにも重苦しい空。
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こんな空こそ、アン の言う
“11月の空だわ・・” と思ったり。
しかしながら秋の空は
移ろいます。
その後、雲の架け橋状態?
になりやがてそこには何もなくなり・・。
かと思えば一面、真珠色の空。兎にも角にも趣きのある空です。
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仙台銘菓、「萩の月」 です。
この度、お向かいに引っ越して
来られた方からの頂き物。
美しい絵が描かれた箱に
1個ずつ入れられたそれは、
大きさはやや小さめながら
私の好物、「月でひろった卵」
と外見も味も、
ほとんど同じ物です。
折角ですので今日はこのお菓子をお茶請けに、
『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 の開店と致しましょう。
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先に製造したのは仙台の 「萩の月」 なのですから、
山口の 「月でひろった卵」 の方が似ているのですね。
それにしても、つい最近、「月でひろった卵」 を
頂いたばかりですので、何とか味の違いが分かりますが、
初めての方は、同じように思われるのではないでしょうか。
しかも 「月でひろった卵」 は、製造元は山口の柳井ですが、
あの城下町萩でも堂々と売られています。
城下町 「萩」 と植物の 「萩」(ミヤギノハギ)の名を付けた 「萩の月」。
「月でひろった卵」 と混同する人がいても不思議ではありませんね。
それでも絵の美しさと、1個のお値段が30円も安い・・
軍配はどうしても 「萩の月」 に上がりますね。
山口の 「萩」 と仙台の 「萩の月」 の萩つながりから、
「二つの月」 というタイトルにしましたが、似たお菓子の多いこと!
何と紛らわしい 「荻(おぎ)の月」 というのもあるそうです。
「松の月」 「那須の月」 「箱根路の月」 等など・・。
枚挙にいとまがありません。