



「僕達明日サーカスをするの。 僕は駝鳥になるんだよ。 それから象も買うんだ」 「象の餌代は600ドルも かかるという事を知っているかい?」 と、ギルバートは真面目くさって聞いた。 「空想 の象には1セントもかからないんだよ」 と、ジェムが腹も立てずに説明した。 アンは笑った。 「ありがたいことには、あたしたちの 空想 には節約の必要がありませんわ」 【「炉辺荘のアン」 第16章】 |

今日は時折、薄日は射すものの、真珠色の空になりました。
それでも起床時は随分、暖かく感じたものです。
いかんせん、こんな空ですから体感温度はあまり上がりません。
~なんて一時は、こんな風に思っていたのですが、
やはり今日は暖かいようです。
ストーブの出番が今の所、ありませんから。
まだ雨の気配はありませんが、ともあれ、お天気は下り坂のようです。



さて又々、迷い込んで
しまったパリの路地裏。
~という事にして置きましょう。
空想は自由ですものね。
おまけに節約の必要も
ありませんから。
(写真は一昨日のものです。
春の写真は 【こちら】 )
ここは住宅地の急な坂を
降り切った、通りに面した
場所にあります。
もう何度か紹介済みですが、後ろは崖ですから一歩、
裏手に回れば、こんな螺旋(らせん)階段も。
勿論、蔦に絡まった階段を下りて来る人は、
【こんな人】 がお似合い。~なんて。
それにしてもこちらのお店。
ここに、ひょっこり ミス・マープル が現れても、しっくり来るような。
ついさっきまで明るかったのに、釣瓶落としの秋の夕暮れ。
窓からこぼれる柔らかい光に誘われて、お気に入りの席に導かれる、
ミス・マープルの姿が瞼(まぶた)に浮かびます。