【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

冬への序章~移ろう季節

2012-11-27 17:58:17 | 四季のスケッチ









11月末 のある夕方、
ペンを口にくわえて塔の窓辺に座り、
夢見る瞳で夕暮れの景色を
眺めていたアンは・・・
(中略)
しかし、木の葉が落ち切った後の11月には
その空白ともいうべきものがあり、
この時林に踏み入る事は
心ない仕打ちのような気がするのだった。
なぜなら、木々の現世での栄光は去り、
精神的な、滑らかな、白い天上の栄光は
まだ到来していないからである。              
              【「アンの幸福」 最初の1年5.】
 






   昨日の雨は上がり、概ね晴れの天気になりました。
  1歩、外に出ますと・・さあ大変。落葉の乱舞です。

   それでも昨日、あまりにもの多さに、
  濡れた落葉を1ヶ所にまとめて置いたのですが・・。
  とは言え、赤や黄の落葉の掃除はちっとも苦になりません。

   既に乾いたそれは繊細でまるで和紙のよう。
  袋の中でサラ、サラ、サラ・・と袋の中で音を立てています。
  何か捨てるのが勿体ないような。







【花期の長い「ユリオブスデージー」】


【インウォールクラータ】


   さて今年ほど、藜(あかざ)に
  注目した事はありません。

   旬の頃は背丈も低く、
  緑とピンクの独特の葉っぱを
  持っている、ほうれん草と
  同じような葉物の植物。

   それがいつの間にか木になり、
  見上げるほど背丈が高くなりました。

   木になった藜は、
  夏には緑の葉っぱを湛(たた)え、
  やがて紅葉し、葉を落とし・・
  その後、花はアース色に。
  幹や枝は白くなりました。

   一方、「ユリオブスデージー」 は、
  長い事咲いていますし、
  「インウォールクラータ」 も
  結構長く咲いています。

   まだまだ色彩溢れる花もありますが、
  一方ではアース色に変化。移ろいの季節ですね。