11月末 のある夕方、 ペンを口にくわえて塔の窓辺に座り、 夢見る瞳で夕暮れの景色を 眺めていたアンは・・・ (中略) しかし、木の葉が落ち切った後の11月には その空白ともいうべきものがあり、 この時林に踏み入る事は 心ない仕打ちのような気がするのだった。 なぜなら、木々の現世での栄光は去り、 精神的な、滑らかな、白い天上の栄光は まだ到来していないからである。 【「アンの幸福」 最初の1年5.】 |
昨日の雨は上がり、概ね晴れの天気になりました。
1歩、外に出ますと・・さあ大変。落葉の乱舞です。
それでも昨日、あまりにもの多さに、
濡れた落葉を1ヶ所にまとめて置いたのですが・・。
とは言え、赤や黄の落葉の掃除はちっとも苦になりません。
既に乾いたそれは繊細でまるで和紙のよう。
袋の中でサラ、サラ、サラ・・と袋の中で音を立てています。
何か捨てるのが勿体ないような。
【花期の長い「ユリオブスデージー」】
【インウォールクラータ】
さて今年ほど、藜(あかざ)に
注目した事はありません。
旬の頃は背丈も低く、
緑とピンクの独特の葉っぱを
持っている、ほうれん草と
同じような葉物の植物。
それがいつの間にか木になり、
見上げるほど背丈が高くなりました。
木になった藜は、
夏には緑の葉っぱを湛(たた)え、
やがて紅葉し、葉を落とし・・
その後、花はアース色に。
幹や枝は白くなりました。
一方、「ユリオブスデージー」 は、
長い事咲いていますし、
「インウォールクラータ」 も
結構長く咲いています。
まだまだ色彩溢れる花もありますが、
一方ではアース色に変化。移ろいの季節ですね。