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金蓮花よ、美しい輝く金蓮花よ、 誰がお前たちに 彩色 したのか。 お前たちは夏の夕日から 作り出されたに違いない。 【エミリーはのぼる」 第4章】 |
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未明から降り出した雨は、
今朝になっても降り続いていたものです。
その雨も今は上がったようですけれど。
それでも重い空は相変わらずです。
しかしながら、今日の雨で今盛りの紅葉(もみじ)も
いよいよ落葉となる運命を辿(たど)るのでしょう。
例に洩れず我家の紅葉も庭に道路に、
落葉の花を咲かせています。
しかもお隣と2軒分ですから、その量もハンパではありません。
黒く濡れたアスファルトの道路に赤や黄の葉っぱ。
まるで着物の柄のように鮮やかです。
私などは、どちらかと言えばそのままにして置きたい方ですが、
そうとばかりも言っていられませんものね。
勿論、お掃除はしますが、
今日1日くらいは、アスファルトに咲いた花を楽しみましょう。
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昨日は黄色の世界でしたが、
今日は赤系でしょうか。
これにも様々な色が
ありますね。
柿色だったり蜜柑色、
はたまた熟したワイン・・
葡萄酒色だったり。
とは言え、日本の秋は
一言で語り尽くせない、
秋色パレットを混ぜ合わせた
ような色に満ち溢れていますね。
先日の柿の葉しかり、
今日の梨の葉、桜の葉しかり。
自然の醸(かも)し出す
その色に思わず見とれます。
エミリー は金蓮花の花の色は、
夏の夕日が作り出すと言っていますが、
果たして秋の色はどうなのでしょう。
とりとめもなく、こんな事を考えるだけで楽しいですね。