オーバーホールのご依頼をいただいたミニトレのオイルポンプ。
オーナーさんからの情報では、最少ストロークが変化したり、デリバリーパイプに気泡が入るとのこと。
場所は限定できていないが、オイル漏れもあったとのこと。
少なくとも最少ストロークが変化することはないと思うので・・・
スタータプレートがないタイプなので、指を突っ込んで内部駆動シャフトを回転させてみる。
このとき、いままで経験したことにない不思議な感触があった。
この感触がどこまで問題なにかはわからないが、なんとなくゴジョゴジョ回転するシャフトに思えた。
分解して各部品を確認してみると、内部はよく見る風景?
各部に粘土状?になったオイルや汚れがあったが、ストロークに影響するような物質はなさそうだ。
大きな問題にはならないと思うけど、駆動シャフトの表面がうっすらと錆ている。
微妙に回転抵抗を感じたのは、これが原因だったのかもしれない。
これ以上の原因究明は困難なので、各部品をクリーニングして、オイルシールとガスケットを交換して組み上げた。
今回、1.2ミリのシムを追加して、最少ストロークを規定値にすることができた。
オイル漏れの確認で、久しぶりに登場した冶具!
漏れる場所ってエンドキャップくらいしかないと思うけど、ご指摘いただいたら確認しないとね。
この状態で、数日放置してみることにした。