左側クランクシールの交換作業から開始!
見た目では特に問題はなさそうだったけど・・・
40年以上前のラバー部品にきちんとした仕事してもらうのは無理と言うもの。
新品部品が入手できるんだから、交換する以外の選択肢が見つからない。
わけわかんない表現かもしれないけど、2ストロークエンジンにとって、クランクシールは命だからね!
これで左右ともシールは新品になった!
ちょっち気になったのが、アーマチュア中心のカムの状態だった。
かなり一生懸命に表面を研磨した跡がある。
よほど錆びが酷かったんだろうか?
これは「カム」なので、偏心している部品。
適当に削っていい部品ではない。
あまり手直しはしたくなかったけど、引っかかりそうな傷があったので、適度に研磨した。<自分比
せっかくカバーを外したんだから、クラッチレリーズもクリーニングして、グリスアップした。
ワイヤーも注油して、しかるべき通線ルートに戻したので、操作感はかなり良くなったと思う。
これ以上はワイヤー自体の交換が必要だろう。
つぎはキャブレター周りの作業を開始する。
どうしても気になっていたスロットルワイヤーも、一度車体から外してクリーニングと注油をした。
キャブレター自体さほど悪い状態ではなかったが、フロートの歪みと浮きの凹みが気になった?
歪みは修正できる範囲だったし、浮きの凹みもわずかだったので、交換せずに組み上げた。
なんとなく排気音に違和感を感じていたけど、それは同調が狂っていたことが原因だった。
スロットルを開いていくと、右側のスロットルバルブが先に上がり始める。
実際に測定したわけではないが、2ミリ程度ずれている感じだった。
これがレスポンスの悪かった原因だろう。
それと、右側マフラーからの排気音が妙に響いてたのも同じ原因かもしれない。
さて・・・
スロットルのレスポンスが激変したと思うよ。
まだ走らせていないけど、6千回転くらいから気持ちよく回転が上がっていく。
これでなくっちゃ!
走らせなかった理由は寒かったこともあるけど、フューエルコックに問題があったから。
オーナーさんから話は聞いていたんだけど、リザーブ系のフィルターがなくなっている。
それと、メイン系のパイプに亀裂があるので、メイン系として機能していない。
確かに抜き取ったガソリンは2リットル以下だった。
ONで走っていたんだけどなぁ
あとは、コンタクトブレーカーを交換して・・・
そうだ!
見積り作らないと!
YH0018