役者は揃ったんだけど、監督が不調なため完成が遅れている。
オーナーさん、申し訳ありません。
岩石のように硬くなっていたエアクリーナージョイントを5ミリほどカットして・・・
新たにラバージョイントを追加する。
もともと熱で硬くなると同時に収縮しているので、多少長くしないとキャブレターまで届かない。
実はこの加工は何度か行っているけど、とにかくカットするのが大変!
だって岩だもん!
ドライヤーで温め多少柔らかくした状態でカットし、最後にドライバーの柄で形を整える。
手間はかかるけど今後のメンテナンスを考えると、やっておいたほうが楽だからね!
んでもって、こんな感じに組みあがる。
エアクリーナエレメントは予算の関係で、そのまま行くつもりだったけど、さすがにこれぢゃぁ・・・
フューエルコックは、付いていなかったので手持ちのリビルドコックを使って組み上げる。
お約束でリザーブ側のフィルターも朽ち果てているので、汎用のフィルターを打ち込んで・・・
メイン系統のパイプも新しく打ち込んで・・・
毎回同じ写真を使ってるみたいだけど、こんな感じに仕上げる。
点火時期の最終確認と火花の確認も終了!
バッテリーをつなぐので、同時に電装系も最終確認を行ったが・・・
テールランプがまったく動作しなかった。
原因はテールランプとメインハーネスをつないでいるギボシ端子の接触不良だった。
ここって目視で交換しなくても良いと判断していたんだが、電気というものは正直なモンで、アース側が接触
不良を起こしているだけで、テールランプもブレーキランプもまったく点灯しない。
当たり前なんだけど・・・
ギボシ端子を交換するのが一番簡単なんだけど、メインハーネスから出ている配線が短く単純にギボシ端子を
付け替えるわけにはかない。
手間はかかってしまうが、配線を延長してからメスのギボシ端子を圧着する。
ギボシ端子の圧着部分自体それほど余長を必要としないけど、メスの場合はカバーが長いので、どうしても
余長が必要になる。
さすがに単純にモンジャクルわけにもいかないので、半田付けして・・・
ヘッドライトも不思議な光軸だったので確認してみると、ソケットの取り付け角度がメチャクチャだった。
AS1やAS2のヘッドライトソケットってラバーで固定するだけなので、バルブの角度がずれていてもとりあえずは
固定できちゃうもん。
RD125も確か同じ構造だったような記憶がある。
ラバーが劣化してくると、バルブの押さえがきかなくなるので問題の発生確率が多いと思うんだけどなぁ
なんとかここまで完成した。
今週末はなんとか・・・