いまさらだけど、オイルポンプで始まりオイルポンプで終わった一年だった気がする。
正確にはもっと前から始まってたし、まだ終わってないけどね。
とにかくオイルポンプを四六時中いぢくり回していた。
きっかけはオイル漏れだった。
スタータープレート付のオイルポンプの場合、内部駆動シャフトは後部を貫通して外気にさらされている。
そのため、オイルシールが存在している。
オイルポンプと付き合い始めた当初、オイル漏れの原因を駆動シャフトの傷みやオイルシールだと決め付けていた。
もちろんそれらも原因のひとつであることは間違いないんだが、他にも大きな問題が隠れていた。
それがblogに良く登場する「栓」の存在だった。
駆動シャフトの製造工程で、後付の「栓」を使わざるを得なかったんだと思うけど、このラバー製の「栓」が劣化して抜けてくる。
最初はまさかと思ったけど、手持ちの駆動シャフトをカットして内部構造がわかって確信がもてた。(2014年07月)
この「栓」は、きつめに作られているようで、圧入された後で樹脂で固定されている。
ヤマハさんの製造に問題があったとは思えないので、想定していた以上の年月が経過したということではないだろうか?
おかげさまで、いろいろと勉強もさせてもらったし、駆動シャフトの再メッキも可能になった。
今考えてみると、意地になってオイルポンプをオーバーホールしてきたが、自分の中で結果を出すことができたことが嬉しかったかも。
2019年も引き続きオイルポンプと過ごす一年になりそうだ。