ペットの専門家が書いた記事には
「ワンちゃんに留守番させて出かける時は、そっと気づかれないように出ましょう」
と書かれているが、
その通りにやると、
帰宅した時は、私の姿を見るなり吠えて大騒ぎすることが多いので、
今日は、
「Hal、お留守番だよ」
「行ってくるね!」
と、声をかけて出かけた。
夫も帰りは夕方になるというので、
Halにとっては半日の留守番だ。
夕方6時過ぎに帰宅するとベランダ越しの窓からHalが覗いているのが見えた。
黙って出かけた場合、
この時点で吠えて大騒ぎをするのに
今日は、やたら静かだ。
一足先に夫が帰っていたからかな…?
「帰ってきた時はどんなだった?」
とHalの様子を訊くと、
「静かなものだったよ、吠えたりもしないし…」
との事。
やはり、そうなのだ…
Halは、この数カ月の間、
私が毎日、そばで話しかけていたせいで
以前よりも言葉を理解できるようになっているのだ。
だから、
何も言わずに出かけると分離不安が強くなり、
ちゃんと、
「お留守番だよ!」
と言うと、
聞き分けよく待っている…と言うことなのだ。
言葉の理解力は犬によっても違うが、
Halのように捨てられた経験のある保護犬の場合は、
置いていかれる事に大きな不安があるようだ。
また帰って来ないんじゃないか…と思うのだろう。
そこが、分離不安症の原因になる。
ならば、
出かけても必ず帰ってくる…という事を伝えたほうがいい。
そう思って、
「お留守番」という言葉を教えた。
幸か不幸か、このコロナ禍で
私とHalのコミュニケーションは、より深まり、
この数カ月で、
Halは私の言葉を少しずつ理解できるようになってきている。
例えば、
「オスワリ」「マテ」とかのコマンドを使うのと同じように
決まった言葉で短めに話すと
意味が理解しやすいようだ…
最近のHalは、
オヤツを食べ終わって、もっと欲しがる際にも
「ハイ、おしまい!」
と言うと、
すごすごと自分の持ち場に戻っていくし、
犬の食べられないモノを欲しがる時は
「食べられない!」
と言うと、すぐに諦める。
そのほかにも
「散歩いくよ!」
といえば寝転んでいても嬉しそうに起き上がってくるし、
階段下でクンクン寂しそうに鳴いている時にも
「待っててね!」
と、
2階から覗いて言うだけで納得して鳴き止む。
シニア犬だから…と
当初は諦めていた事も、
もしかしたら、もっとできるようになるかも知れない。
やはり信頼関係が大事なのだ。
同じだね、
人間も犬も。^_^