声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

この違和感は何なのか

2022-07-10 14:57:00 | 報道 ニュース ワイドショー
2日前の衝撃的な事件から今日まで
世の中が目まぐるしく動き続けた。

TVをつければ安倍元総理の演説シーンが何度も流れる…

その背後に41歳にしては幼い印象の無表情な犯人の顔が映し出される…

警備の不備を証明するかのようにビデオが繰り返される。

警察関係者には、

「あのとき、こうしていれば…」

との思いが強く残るだろう。


「望遠カメラに見えた」

というが、
大きなバッグから水平に持って一発目を発射した後に、

反射的に犯人の足を拳銃で撃つことは難しかったか…

足がすくんで身体が動かなかったのだろうか…

プロなら元総理の前に身体を投げ出して守るのが当然だ、

と言う意見もある。

それなら死亡するのはSPや警察官だったはずだ…

いや、防弾チョッキを装着していれば、怪我で済んだかもしれない。

人の命に優劣はつけられないが、

果たして身代わりになって犠牲になる覚悟が彼らにあったのだろうか…

とも考える。


日本で白昼堂々と改造銃を手にして発砲するなどという大胆な犯罪を想像できる者は皆無だったと言う事だ。

つい最近読んだ《盗まれた顔》という小説に、
優秀な警察官やSPは、不審な動きをする人間の顔を見ただけで勘が働くのだそうだ。

やはり、あれは小説の中だけだったのか


それより、つくづくメディアは用意周到だ...と思う。

午後3時にはキャスターもアナウンサーも喪服姿で出演、
あからさま過ぎて、イヤな気分になった。


それ以上に、まるで口合せをしたかのような政治家たちの

「民主主義の根幹をなす選挙期間中に言論の自由を奪う蛮行」

という表現にも嫌気がさした。

犯人の動機は、そこではないようにも思えて違和感がある。

本当に個人的恨みによるものなのか…

発表されている動機だが、恨みにしても

《人を殺したくなるような恨み》からは、ほど遠い印象を受ける。

どこまで真実が暴かれるのか…

今後が気になる。


先ほど投票所を出たところでA新聞の出口調査に回答してきた。

「物価高騰を考慮して選んだか」

という質問だが、
どの政党も、そこは選挙の争点にしていたのでは?

なんともピントのズレた質問だ。

それとも年齢と性別によって質問が変わるのか?

結局、今回も同じ予想通りの保守圧勝なら
今までと何も変わらないのかもしれない…


昨日は弔い合戦のような演説をする候補者もいたらしいが、

事件を選挙に軽々しく利用することに強い違和感がある。

政治って、
選挙って、

何のために、誰のためにやるんだろう…

なんだか…虚しい。






























  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする