今日は語り部養成特別ワークショップをしました。いままでの10年間の成果を6時間のワークショップにまとめたのです。
理論はあと ひたすら実践のワークショップ 8名枠に飛び入りも含めて12名 30代から82歳まで
語り経験者はひとりだけです。
まず 思い込み 恐れ 不安 弱さ 引っ込み思案 不要なものをすてること そして自分をひらくこと ......
50音 日本語の秘密 音霊 おとたま 響きを知ること 体でかんじること 自分の体のくせを知ること ゆだねること
ひびきで伝える実験 「あ」でつたえるコント
午後 身体の開放のあと 午前中 色画用紙をつかってつくったものがたりの発表
これが圧巻でした。どれひとつ おなじものがない。それぞれがパーソナルストーリーでした。
なかでも 忘れがたいのは おつきさまのものがたり と どうぞの木 ..... 上質のファンタジー
透明でペーソスがあって....ハッピーストーリーなのに...... ひそかな哀しみが胸を打つ....
そのほか若いおかあさんの今のものがたり 子どもたちを送り出しこれから老いに向うひとの
身につまされるものがたりなどそのまま 幼稚園 小学校 中学校 デイケアなどで 語れるものがたりでした。
みんな 内面に豊かな繊細なたからものを抱えている それが溢れる一瞬にたちあえた喜びがありました。
みんな しあわせないいお顔をしていました。
それから 泥棒の親子を 三チームで チーム・キャロライン ホームレス座 と あとひとつ
抱腹絶倒 朝から笑いの絶えないワークショップでした。
最後は戦争体験の代弁の語り そして クロージング.....
語るよりいいかなぁ こうして こころをひらいて みんなでなにかをつくってゆくのって......
「ワークショップの目的は 気づくこと みなさんがしあわせな顔で帰ってくださったら ワークショップは
成功です」 とはじめに みなさんにおはなししたのですが それだけではありませんでした。
エデュケーションとは引き出すこと......繊細な人ほど内面にたくさんのたくさんのものを抱えている
今日 それをとても強く感じました。眠っているもの もんもんとしているものを 引き出す 手立てが
あれば ひとは 地域は もっとあかるく元気になる。 語りはそのための よい方法のひとつ
個人的には最短で行きたいところへいける のりものだと感じています。
今日参加してくださったみなさん ありがとう 最長老のゆうちゃん いわいさん いい味だして
くださってありがとう。
そのあと 子どもたちの戦争のリハーサル 透明感のあるパーソナルストーリーの代弁でした。
あしたのジョーじゃないけど まっしろになって燃え尽きた気分です。
癌登録推進法の成立を知るまでは わたしはとてもしあわせでした。
もう 時間が ありません。 できることをすべて 心をこめて 祈りをこめて 感謝をこめて。