音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

体幹

2011-06-17 21:20:24 | 音楽

このバラは、アンリマチスといいます。大胆な白い斑入りの花びらは、奇矯な言動、枠を超えた芸術を生み出した画家マチスを思い起こさせます。

NHKで、ドラマーの神保彰さんのドラムを叩く時の体を、調べていました。
体の30箇所以上にセンサーをつけ、サーモグラフィーで力の入れ具合を解析。

面白かったのは、ドラムセットを座って叩く神保さんの、体のほとんどに力が入っていなかったこと。

上半身にも下半身も、平常体温の緑色、叩く時に上腕の一部に力が入り、叩いた後は瞬時に脱力。
つかんだ手にも、叩く足にも力は入りません。
唯一力が入って体温がセンサーが赤くでていたのは、わき腹の一部の筋肉と、いすに座っている坐骨あたりのみ。

いわゆる体幹といわれる部分だけが、エネルギーを示す赤色だったのです。

神保さんは、「運動は、ゆっくりとヨガをして、体幹の筋肉を鍛えるようにしています。後、普段から姿勢を良くするように気をつけています。」

フルートで演奏するときも、体幹を意識できるようになると音は格段に違ってくるだろうことを、「腹から音をだす。」と何度も言われてきましたが、実際にどこをどのように動かしたら良いのか?ぼんやりとしていたことが、科学的に目でわかるように見せてもらえ、明確になりました。

さっそく試してみました。なかなかいい感じです。NHKスタッフと神保さんに感謝。