音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

モーツアルトが吹きたい

2013-04-18 23:08:56 | 音楽

明石潟という椿は、とにかく巨大です。写真ではわかりにくいですが、花一つが子どもの頭くらいの大きさです。これが、木にたくさん咲いている姿は、圧巻。

モーツアルトを、演奏していると、基本奏法について真剣に考えざるを得ません。
ちょっと、音程がずれたり、リズムがずれると、それは、もう気持ち悪い。
他にも似たような音楽を作る人はたくさんいるのに・・・。この気持ち悪さで、モーツアルトほど際立つ曲はない。

なぜ?
モーツアルトの曲では、意外なこと、奇をてらったこと、変わったことは、何もないのです。
五度の和音が、並んでいて、きちんと解決。
DdurならDdurのスケールが順番にきちんと並んでいます。

普通なら、つまんない。真面目なだけの凡庸な曲になりそうなのに、それが、美しく楽しい。
モーツアルトは、きっと、ドレミファソラシドと弾くだけでたのしかったんじゃないかな?

ドレミファソラシドと、次は、レミファソラシド。
そしれ、ドミレファミソファラ、ラソファミレドシ。

音楽を習いたての子どもの頃、順番に吹くだけで、何時間も吹いていたように、単純なこの調和の並びを、あっちから、眺めたり、こっちから眺めたり。

ただそれだけで、美しく満足。

だから、難しい超絶技巧の曲ではなく、モーツアルトがちゃんと吹けていれば、すべての曲が楽々と美しく吹けるということになるのだと、みんな気がついています。

どこっまでいってもモーツアルト、モーツアルト。
まだ、道半ばです。