音楽の喜び フルートとともに

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絵本の音楽を考える

2014-08-04 21:27:21 | 音楽

今日は、ピアノのTさんと絵本の音楽を考える日です。

前回、冬の凍てついた町の様子を表す音楽にボロディンの弦楽4重奏の中から「ノットゥルノ」を考えました。
演奏してみると、少し場面には長いので、初めの21小節だけを使い、次の場面に行くことにしました。

次は、家族で夕飯をとる暖かい包まれるような音楽に、フォーレのドリーから「ベルスース」
食後のゲームやおしゃべりは同じドリーから「MI-A-OU」
ピアノ4手の楽譜からフルートに起こしましたが、雰囲気はバッチリ。
しかし、ベルスースは少し工夫が必要なので、もう一度楽譜を手直しすることにしました。

それから夜の空気、ドビュッシーの「小さな羊飼い」、寝静まった夜はシューマンの「トロイメライ」。
夜が明けてクリスマス。これはビバルディの「ごしきひわ」の3楽章。
問題は、次に持ってこようと考えていたロジャーズの「Bewitchd」
おばあちゃんと孫の対話にと考えていましたが、今日改めてやってみると、少しテンポが落ちすぎて大人びています。あれこれやってみました。
「チリビリビン」暖かい空気はありますが、展開部で立ち止まった感じ。「ファッシネイション」これは、暖かいけれど、少し現実離れした感じ。

ワルトトイヘルの「スケーターズワルツ」これは単純だけれど、スピード感があっていい感じ。これにしました。

外で遊ぶ音楽には、シュターミッツのコンチェルトの3楽章。初めの方を演奏してみると、オケとフルートソロのやり取りで同じフレーズの繰り返しになって、おもしろくありません。
グラジオーソはスピード感がないので飛ばして、最後の変化が多いところを使います。
これはなかなかいい。

暖かいお部屋に帰った場面は、ルビンシュタインの「ヘ調のメロディ」
家の外では冷たい風が吹いている場面は、初めに使ったノットゥルノ。

しかし、最後に来て終わり方があっさりしています。
もう少し長いエンディングが欲しい。
またまた、宿題になりました。