音楽の喜び フルートとともに

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ロッコーマンホール音比べ

2018-11-12 21:33:39 | コンサート

11月10日、西宮ギター練習会発表会コンサート
ロッコーマンホール

初めて行きましたが、神戸三宮と、元町の間にある弦楽器専門店の上にあるホールです。

先週買った中古の木製フルート頭部管。
自分で吹いた感じはいいと思ったのですが、ホールで吹いたらどんな感じになるのか?

とっても興味があります。
1831年にベームが金属のキーメカニズムを発表 した時には 管体は木製でした。
今の金属になったのは1847年


ジュリアーニが 亡くなったのは1829年5月8日。
キーメカニズムだけはギリギリ発明されていましたが、ジュリアーニは木管フルートの音色を想定して作曲したはず。

で、前半で吹くクラインセレナーデは頭部管木製でふくことにしました。

「ロボコップみたい!」とは売ってくれた楽器店のYさんの感想。
格好は金属のフルートに慣れた私には違和感ありあり。

ギターの市川さんには、一度聞いてもらっていましたが、小さな部屋では横から聞くと音が小さくきこえたらしいです。

さて、ホールではどうだったか?
吹いてみた感じでは、小さいどころかよく響いて吹きやすかったです。

後半のプジョルのブエノスアイレス組曲の2楽章、3楽章は元の金属のフルート。


見た目はやはりすっきり。
1886年生まれのプジョルは、金属のフルートで育ったはず。全てではないけれど。

さて、ホールは小さいけれど本当によい響きです。

気持ちよく幸せでした。
一番後ろの席で、録音していたものを、後で聞いてみました。

低音の音抜けが木管の方がよい感じ。
高音のクールな感じは金属のフルート。
意外に音量は変わりません。
低音は木管の方が響いているように思います。

ジュリアーニは断然木管。
と結論してもいいでしょう。

プジョルは、まだ保留。
評判はどちらも良かったです。

興味深い演奏会になりました。