
10/19(土)の夜はギターの聖地 スペイン居酒屋「グラナダライブ」でした。

昭和47年 創業の グラナダは 居酒屋ですが ライブの時は マスターが「 私語厳禁 お酒も出しません。」 と決めていて 真っ暗な中で スポットライトで演奏させていただきます。
ドルチェ楽器でフルートの調整をしてもらったら、本体がそこはかとなく曲がっていて、足部管に軽くへこみ。
タンポが一個破れていて交換。…はぁ。毎回いろいろつらいです。
が、今日はそんなことはいってられません。
2回目のグラナダライブ。

昭和47年 創業の グラナダは 居酒屋ですが ライブの時は マスターが「 私語厳禁 お酒も出しません。」 と決めていて 真っ暗な中で スポットライトで演奏させていただきます。
さっきまで歓談して いたお客様も 目をつぶって手を組んで聞いてくださっています。
オーディオもギターがよく響く 最高のものを入れて下さっています。
お店は小さいですが こんなに音楽への愛が溢れたところはありません。
70代のマスターの頭の中には 日本の ギターの歴史が びっしりと詰まっています。
こういう所での演奏は背筋がピンと伸びて 心が改まります。
お客様も ギタリストや 音楽家が多いです。
重吉圭一郎さんが、 8時から ギター ソロ曲で ヴィラロボスやバッハを弾いた後、休憩をはさみ9:00からジュリアーニのデュオコンチェルタントOP85
全4楽章 25分。
しわぶきもせずという言葉がありますが、「咳き」と書くそうです。
咳払い1つしないと言う意味だそうです。
文字通りそうでした。
こんなに奏者として幸せなことはありません。
そして、プホールの「ブエノスアイレス組曲」から、Palermo。
ピアソラへの深い尊敬。
ブエノスアイレスという土地とその地に根差し生まれたリズム、音楽をクラッシックの技法に取り入れ存分に尽くしたプホールの美しいメロディ。
演奏後も、含蓄のあるマスターとお客様とのやり取りに懐かれて夜は更けていくのでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます