音楽の喜び フルートとともに

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古谷妙子さん わたぼうしの語り部

2012-11-24 00:17:44 | コンサート

今日は、香里ヶ丘のソーイングみなよしさんで、語りとカリンバの奏でる音の世界「フレンズライブ」に行ってきました。
古谷妙子さんは、わたぼうしコンクールでグランプリをとたこともある語り部です。
お姉さんのカリンバというタンザニアの民族楽器とともに、語ります。
私は、5年くらい前に、古谷妙子さんの語りを聴いて以来、すっかりファンになってしまいました。

今日は、雨にも関わらず、大勢の観客が来場していました。
カリンバは、小さな木の箱に、短いワイヤーを音程に合わせて切ってつけたものを、両手で持って親指ではじいて音を出す楽器で、親指ピアノとも呼ばれています。ワイヤーの片端は、空き缶を小さく切ったものが軽く巻いてあって、ワイヤーをはじくと、それが木の共鳴するワイヤーの優しい音にさわってすこしザラッとした音がします。それが何とも言えずいい味です。

実は、これは私のカリンバ。ロビン・ロイドさんのワークショップに参加して、買ってしまいました。古谷さんのお姉さんも、ロイドさんから買ったそうです。
こんなところにも、ご縁を感じます。

このカリンバのシンプルで優しい音に乗せての
古谷妙子さんの、今日の語りは、東北の震災の時に、お母さんと、おねえさんと3人で作ったという短い詩。
大きな手 小さな手 つながって・・・

シンプルな言葉が、妙子さんがゆっくりと美しい声で語られると、希望を感じます。本当に心にしみます。

金子みすずさんの「私と小鳥とすずと」
みんなちがって みんないい というメッセージが、暖かく心に響きます。

それからシルバースタインの絵本 大きな木 the giving tree を語られました。
いつも一緒に遊んでいたこどもと、大きな木。
木は幸せでしたが、子どもが、男の子になり、大人になるにつれ、欲しがるものが変わってきます。木は与え続け、最後は幹まで。
ある日、老人になって帰ってきたこどもは・・・。

私はこの語りを聴くと、泣いてしまいます。

人生は、give & take だと思っている内は、take の方が多いんだよ。と、友人に言われたことを思い出します。
それどころか、より多く take した方が勝ち組。と思っていない?

古谷さんの語りは、give することの美しさを、思い出させてくれます。

何度でも聴きたいお話です。



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