ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ありふれた教室」、先生、おかしい!

2024-12-13 16:29:58 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

シリアス映画好き ☆☆☆☆

ドイツのアカデミー賞にあたるドイツ映画賞で作品賞はじめ5部門を受賞。第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた。

若い女性教師カーラが新たに赴任した学校では校内で盗難事件が頻発しており、みなが神経を尖らせていた。ある日、カーラが担任を務める7年生のクラスの生徒が疑われ、生徒を一方的に疑う校長らのやり方に反発を覚えたカーラは自ら真相解明に乗り出す。
 カーラは職員室の様子をPCのカメラでこっそり撮影、窃盗シーンを記録――だが、これを校長に報告したことから、事態は思わぬ方向に転じ、カーラは泥沼のような状況に陥っていく……

本作が追求した多様なテーマは、教員のなり手不足や過酷な長時間労働、モンスター・ペアレンツなどの問題がしばしば報じられる日本社会とも無縁ではない。
教育現場のリアルな現実に根ざし、世界中の学校やあらゆるコミュニティーでいつ暴発しても不思議ではない“今そこにある脅威”を見事にあぶり出す、極限のサスペンス・スリラーが誕生した。

現代社会の縮図【学校】に潜む“光”と“闇”―。 これは、不寛容【ゼロ・トレランス】な世界で生きる【わたしたち】の物語。

 

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