山本一力原作の江戸時代の下町の物語だ。
京で修業を積んだ栄吉が江戸で商いをすることになり、
彼が、引っ越してきた時から、何かと世話を焼くおふみ。
その二人の東西のそれぞれの人情味のある話が前半を占める。
江戸の豆腐に比べてやわらかい豆腐を江戸で広めていく苦労を
夫婦の絶妙のコンビで見せてくれる。
子供を幼い頃見失いそのトラウマを抱える江戸の豆腐屋の夫婦がこれに絡んで、
人情話は、花が開く。
しかし、後半この夫婦の長男がぐれて賭博に手を出す話になって、
やや雲いきがあやしくなり、ましておふみの長男に対する溺愛ぶりが異常なのが気にかかる。
丁寧に描いてはいるものの、人情話に徹したほうが映画としてふくらんだのではないか。
京で修業を積んだ栄吉が江戸で商いをすることになり、
彼が、引っ越してきた時から、何かと世話を焼くおふみ。
その二人の東西のそれぞれの人情味のある話が前半を占める。
江戸の豆腐に比べてやわらかい豆腐を江戸で広めていく苦労を
夫婦の絶妙のコンビで見せてくれる。
子供を幼い頃見失いそのトラウマを抱える江戸の豆腐屋の夫婦がこれに絡んで、
人情話は、花が開く。
しかし、後半この夫婦の長男がぐれて賭博に手を出す話になって、
やや雲いきがあやしくなり、ましておふみの長男に対する溺愛ぶりが異常なのが気にかかる。
丁寧に描いてはいるものの、人情話に徹したほうが映画としてふくらんだのではないか。