ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「La Pirate ラ・ピラート」、1984年のフランス映画です。ジェーンパーキン主演

2014-04-05 18:38:48 | フランス映画
1984年作品。

日本でも1984年フランス映画祭で公開、1989年にヌードシーンを大幅修正して一部劇場で公開。

2002年に無修正でDVD公開されるが、一時売り切れの状態に。

そして、2011年改めてDVD化のいわくつきの映画。

ジャックドワイヨン監督と結婚していたジェーンパーキンスのコンビ、だが、2人は別れてDVD化もしばらく禁止に。

ドワイヨンといえば、最近作「ラブバトル」が公開されています。

題名の「ラピラート」は、女海賊、略奪する女という意味で、この映画ではレズビアンが描かれています。

ドワイヨンの傑作ともいわれ、エキセントリックな映画です。

ジェーンパーキンスが出ているのが味噌で、彼女のどことなく漂う中性的な色気に圧倒されます。(まあ彼女の嫌いな人は、鼻から見ないほうがいいでしょう)。

キャロル(デートメルス)と少女は、元レズビアンのアルマ(ジェーンパーキンス)の帰りを待ちわびています。アルマは夫の下へ。アルマはキャロルに元には戻れないと言いますが、結局彼女の元へ。そして強烈なレズビアン愛。

夫とは別れないと言いながら、夫と情をかわすたびに彼女を思い浮かべると言います。

夫が二人に差し向けた依頼人No5、彼もアルマに横恋慕。

かくして男女入り乱れた中、少女は二人の関係をおもんぱかって行動します。

登場人物と少女との入り乱れた関係。結局みんなアルマが恋しく、アルマの魅力に取りつかれてしまうのです。

ジェーン・バーキンとデートメルスのベッドシーンは、美しさと儚さが入り混じる、匂い立つような官能シーンです。

フランス映画ならではのシーンです。




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「結界の男」、ヤクザと巫女、二役で大活躍。

2014-04-05 18:28:11 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆

韓国では、ヒットしたそうだが。

題名が、難解、要はやくざと巫女の二つの世界に住む男と言う事のようだが、韓国題は「男巫やくざ」と余計複雑。

ヤクザのナンバーツーが、喧嘩で刀を受けて手をけがした時、生命線が崩れて、別の人生が開けたというお話。それは、死んだ人が見える巫女だった。

ゆえに、「ヤクザ」「オカルト」「アクション」「コメディ」「浪花節」「地方物」と実に雑多な映画となった。

ラスト近く、交通事故で死んだはずが、死にきれずにいる少女の物語がメインとなり、病床の前で泣き伏す母親と、それを慰める巫女と、幽体離脱した少女の母娘愛の物語だ。

結構韓国映画ってこういう母ものを描くのがうまく、少女の天然な演技で泣かせてくれる。

一方で、ヤクザ社会では、親分が殺され、それが幽霊として見える男巫女、結局正義に味方するんだが。

まあ、荒唐無稽だけに面白いのだが、ちょっと整理しきれていない感あり。

まず、男が巫女(すなわち女)に扮するところに何か違和感が漂う。

パクシニャンが久しぶりの出番らしいが、コミカルな味を出している。

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