ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「アデル、ブルーは熱い色」カンヌパルムドール受賞作品です

2014-04-11 17:11:29 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆☆

ただし、R-18です。

レズビアン映画なので、心して

感性の高い映画です。

映画の大半が、クローズアップシーンで、ほとんどアデルに寄り添った映画です。

高校生のアデル、普通の高校生、よく食べ、よく眠る。家庭は実に家庭的。

父親の作ったスパゲッティをみんなで食べるその貪欲さが、後半の性欲へとつながる。

一応、男の先輩と仲良くなりエッチもする。しかし何か不満。

教師を目指しているが、学校では文学の授業、それが何かアカデミック。読み上げる文章に文学的な香りが。

そんな彼女が、一瞬見かけたブルーの髪の女の子に衝撃を受ける。

女同士で、見た目で心通わせるという感覚は、小生にはちょっとよく理解できないが、この映画はそこがポイント。

めくるめく愛の形。

それは何ものにもまして神聖。

長いレズシーンは、巷間言われるように、他では見られない迫力がある。

レズの相手レアは真正レズ。

画家をめざし、アデルの裸を描いたりする。芸術的なのだ。

お互いの家庭を行き来するが、その生い立ち、考えに明らかな差が。

一途の恋心も、孤独が襲ったとき、ふらりと浮気を。

そして破局。

恋は、男とも、女とも同じだ。

奈落の底。

ただ、映画はその後も見せる。

3時間の長丁場だ。

アップシーンの多い中、うんざりする人もいるかもしれない。

でも起承転結は大事だ。
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